桂皮(けいひ)

生薬
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何者か

香辛料のシナモン。クスノキ科Cinnnamoum Casia Blumeの樹皮です。

使われ方

  1. 軽い発汗作用
    →弱々しい人のぐずついたかぜの治療に(虚証のかぜ)。
    (発汗解表作用)
  2. 精神不安・不眠・めまいを和らげる。
    (降気作用:気については後ほど)
  3. 血の巡り(漢方的な意味で)が悪くて起こる諸症状の緩和
    (駆瘀血作用)
    ・顔色皮膚がどす黒い
    ・あざができやすい
    ・静脈瘤
    ・のぼせ
    ・冷え
    ・頭痛
    ・肩こり
    ・めまい
    ・目の充血
    ・痔
    ・生理不順など。
  4. 鎮痛作用
    →発汗によって、関節・筋肉の痛みを和らげる。冷えて痛む腹部を温めて腹痛を和らげる

成分

  • ケイアルデヒド
  • ジテルペノイド
  • カテキン類
  • タンニン

この生薬が使われているエキス剤

葛根湯 桂枝湯 葛根湯加川芎辛夷 安中散 麻黄湯 柴胡桂枝湯 柴胡桂枝乾姜湯 桂枝加竜骨牡蠣湯 五苓散 桂枝加朮附湯 小青竜湯 木防巳湯 当帰四逆加呉茱萸生姜湯 苓桂朮甘湯 十全大補湯 薏苡仁湯 桂皮加芍薬湯 桃核承気湯 五積散 炙甘草湯 女神散 桂枝人参湯 治打撲一方 温経湯 黄耆建中湯 小建中湯 当帰湯 人参栄養湯 柴苓湯 胃苓湯 黄連湯  茵蔯五苓散 当帰建中湯 桂枝茯苓丸加薏苡仁 桂枝茯苓丸  桂枝加芍薬大黄湯  九味檳榔湯  など

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