茵蔯五苓散

エキス剤

茵蔯五苓散(いんちんごれいさん)

処方する患者さんのイメージ黄疸代表的な利水剤である五苓散に黄疸治療の生薬、茵蔯蒿を加えた処方です。ツムラ・クラシエ・コタローの117番です。入っている生薬とその狙い茵蔯蒿(いんちんこう):黄疸を治す。 肝蔵・胆嚢による発熱を冷ます。沢瀉(た...
生薬

茵蔯蒿(いんちんこう)

何者かキク科カワラヨモギ Artemisia capillaris Thunbergの頭花使われ方黄疸を治す。肝蔵・胆嚢による発熱を冷ます。黄疸を治す生薬と言えばまず第一にこれが挙げられます。抽出成分に利痰、降圧、利尿作用があります。使われ...
生薬

猪苓(ちょれい)

何者かサルノコシカケ科チョレイマイタケPolyporus umbellatus Friesの菌核。舞茸風のキノコですが、生薬として使われるのは地上のキノコ部分ではなくて地下に潜っている部分です。ネットに転がっている情報によると地下部分がイノ...
生薬

白朮(びゃくじゅつ)

何者かキク科オケラAtractylodes japonica Koidzumi ex Kitamuraの根茎、またはオオバナオケラA. macrocephala Koidzumiの根茎使われ方胃腸の働きを改善して食欲不振、腹部膨満、下痢を治...
生薬

沢瀉(たくしゃ)

何者かオモダカ科サジオモダカAlisma orientale Jazepczukの塊茎。僕は知らなかったのですが、家紋にも使われるわりとポピュラーな植物のようです(沢瀉紋)。使われ方体内に余分にたまった水を排尿によって治す(除湿・利水作用)...
生薬

茯苓(ぶくりょう)

何者かサルノコシカケ科マツホドWolfporia cocos Ryvarden et Gilbertsonの菌核。松の根に寄生する菌類。きのこです。使われ方利水。胃腸の機能を高めて水腫や浮腫を治す。胃にぽちゃぽちゃ水がたまる状態(胃内停水)...
生薬

桂皮(けいひ)

何者か香辛料のシナモン。クスノキ科Cinnnamoum Casia Blumeの樹皮です。使われ方軽い発汗作用→弱々しい人のぐずついたかぜの治療に(虚証のかぜ)。(発汗解表作用)精神不安・不眠・めまいを和らげる。(降気作用:気については後ほ...
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