炙甘草湯(しゃかんぞうとう)

エキス剤
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処方する患者さんのイメージ

  1. 弱々しい人の動悸息切れ

似たようなイメージの患者さんに使う処方に桂枝加竜骨牡蠣湯や、柴胡桂枝乾姜湯があります。生薬の構成からはどちらも炙甘草湯よりは精神、神経症的な要素が強い人に使う感じです。炙甘草湯は、体を潤す生薬が多く、乾いた咳の多い呼吸困難感の人に向いていそうです。

ツムラ・クラシエ・コタローの64番。

入っている生薬とその狙い

炙甘草(しゃかんぞう):

地黄(じおう):体の水と血を補う。熱を下げる。乾いた咳を止める。

麦門冬(ばくもんどう):肺を潤して、乾いた咳を止める。 体の水分を補う。水分不足で発熱するのを治す。

麻子仁(ましにん):下剤として用いる。腸の水分が足りない乾燥性の便秘に使う。

阿膠(あきょう):止血。出血性疾患に使う。 血虚を治す。血虚による精神不安、不眠を治す。

桂皮(けいひ):精神不安・不眠・めまいを和らげる。 駆瘀血作用。

大棗(たいそう):胃腸の気を補い、機能を整える。 精神安定をはかる(気虚を補う)

人参(にんじん):気を補うのに高い効果があり、胃腸系、呼吸器系を活性化する。下痢を治し、消化を促進する。体力をつける。肺機能を高める。咳を止め、痰を切る。

生姜(しょうきょう):大棗+生姜+甘草のトリオで胃腸系を整える役割

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