処方する患者さんのイメージ
- がっちりした人で脇腹が張って苦しい人に使います。内部にこもっている熱を冷まし炎症を取るために使う。
具体的な症状としては耳鳴り、肩こり、高血圧、吐き気、嘔吐、不眠などです。肥満症にもという記載のあるものもあります。大柴胡湯で下痢になるひとに使います。
コタローの319番。
入っている生薬とその狙い
柴胡(さいこ):脇腹の苦しさをとる。体内部の熱を取る。炎症を抑える。
黄芩(おうごん):柴胡+黄芩で脇腹の張り痛みを治す、熱の上がり下がりを繰り返すものを治す、席、吐き気、食欲不振を治す。
半夏(はんげ):咳を止める。痰を止める。吐き気を止める。
枳実(きじつ):胸につかえた気を降ろして咳を治す。腹部膨満感を治す。
芍薬(しゃくやく):筋肉の緊張をとる。柴胡とあわせて脇腹の張った感じ、腹痛、便秘、食欲不振、精神不安、月経不調を治す。
生姜(しょうきょう):胃腸を調える。
大棗(たいそう):胃腸を調える。
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