黄芩(おうごん)

生薬
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何者か

シソ科コガネバナScutellaria baicalensis Georgiの根

根が黄色いからコガネバナなんだそうです。紫色の花が咲きます。

内臓などの体の深部(漢方の用語では裏といいます)の熱を下げるための生薬のグループに属します。そのようなグループを清熱薬といいます。

ちなみに皮膚・筋肉・関節・頭・花・喉などの体表に近いところ(表)を解熱するための生薬グループは発汗解表薬と言います。

使われ方

  1. 胃腸・肝蔵・肺の炎症を治す
  2. 下痢止め。胃腸が炎症を起こしている下痢に使う
  3. 流産防止。炎症や発熱のあるものに有効
  4. 止血作用。発熱に伴う出血性疾患に有効

成分

  • バイカリン
  • バイカレイン
  • オウゴニン

この生薬が使われているエキス剤

乙字湯 大柴胡湯 小柴胡湯 柴胡桂枝乾姜湯 半夏瀉心湯 黄連解毒湯 防風通聖散 荊芥連翹湯 潤腸湯 温清飲 五淋散 女神散 柴陥湯 竜胆瀉肝湯 柴胡清肝湯 柴朴湯 二朮湯 竹筎温胆湯 清肺湯 小柴胡湯加桔梗石膏 辛夷清肺湯  清心蓮子飲  三黄瀉心湯 柴苓湯 三物黄芩湯   大柴胡湯去大黄  など

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