辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)

エキス剤
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処方する患者さんのイメージ

  1. 肺に熱がこもって粘稠痰の出る人
  2. 慢性の鼻炎、副鼻腔炎

ツムラ・クラシエ・コタローの104番です。

入っている生薬とその狙い

石膏(せっこう):体にこもった熱を解熱する。渇きを治す。

麦門冬(ばくもんどう):体の水分を補う。水分不足で発熱するのを治す。

黄芩(おうごん):胃腸・肝蔵・肺の炎症を治す。

山梔子(さんしし):胸のつかえる感じ、熱感を治す。上半身に滞った気を降ろして精神安定をはかる。

知母(ちも):胸部、腹部の炎症を抑えて解熱する。体の水分を補い寝汗や口渇を治す。

升麻(しょうま):発汗とともに発疹を促し毒素を体外に排泄する。はしかやじんましんの初期に使う。

百合(びゃくごう):肺の炎症を除き、水分を補い、咳を止める。精神安定作用。枇杷葉+百合で肺・期間の水分を補って炎症を鎮める効果があります。

辛夷(しんい):鼻づまりを治す。かぜによる鼻水、くしゃみ、鼻づまり、蓄膿症に使う。発汗作用でかぜによる頭痛や頭の重い感じを改善する。

枇杷葉(びわよう):肺の炎症を除き、咳を止める。枇杷葉+辛夷で鼻炎を治す効果、枇杷葉+麦門冬で鼻、咽頭部、口腔内の潤いを補って炎症を鎮める効果、枇杷葉+百合で肺・期間の水分を補って炎症を鎮める効果。

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