大柴胡湯(だいさいことう)

エキス剤
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処方する患者さんのイメージ

  1. がっちりした人で脇腹が張って苦しい、便秘がちな人のあれこれに使います。体内部にこもっている熱を冷まし炎症を取るために使う薬です。

具体的な症状としては耳鳴り、肩こり、高血圧、吐き気、嘔吐、不眠などです。肥満症にもという記載のあるものもあります。

胃の平滑筋の緊張が強く、幽門も過緊張で、通過障害が起きている人にも使う処方です。

ツムラ・クラシエ・コタローの8番。

入っている生薬とその狙い

柴胡(さいこ):脇腹の苦しさをとる。体内部の熱を取る。炎症を抑える。

大黄(だいおう):血の巡りをよくする。便秘を治す。便秘を治して胃腸の炎症をとる。

黄芩(おうごん):柴胡+黄芩で脇腹の張り痛みを治す、熱の上がり下がりを繰り返すものを治す、席、吐き気、食欲不振を治す。

半夏(はんげ):咳を止める。痰を止める。吐き気を止める。

枳実(きじつ):胸につかえた気を降ろして咳を治す。腹部膨満感を治す。

芍薬(しゃくやく):筋肉の緊張をとる。柴胡とあわせて脇腹の張った感じ、腹痛、便秘、食欲不振、精神不安、月経不調を治す。

生姜(しょうきょう):胃腸を調える。

大棗(たいそう):胃腸を調える。

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