柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)

エキス剤
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処方する患者さんのイメージ

  1. 軽く脇腹に張りのある弱々しい人の不眠、動悸、冷え、肩こりなど自律神経系のいろいろ、神経症。

柴胡の入っている柴胡剤ですが、慢性炎症の薬ではありません。神経症的な訴えに使います。柴胡が入っているので脇腹の張り感をともなうものに使います。みぞおちを押して痛みがある人に使います。

ツムラ・クラシエ・コタローの11番。

入っている生薬とその狙い

柴胡(さいこ):脇腹の苦しさをとる。体内部の熱を取る。炎症を抑える。

黄芩(おうごん):柴胡+黄芩で脇腹の張り痛みを治す、熱の上がり下がりを繰り返すものを治す、席、吐き気、食欲不振を治す。

桂皮(けいひ):温めて汗を出す。

乾姜(かんきょう):甘草とあわせて体を温めて四肢の冷えを治す。

括楼根(かろこん):柴胡とあわせて体に潤いを与え、熱を取る。甘草とあわせて咳を治す。のどの痛みを取る。

牡蠣(ぼれい):胃酸を抑える。精神安定作用。

甘草(かんぞう):胃腸を調える。

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