小柴胡湯加桔梗石膏

エキス剤

小柴胡湯加桔梗石膏(しょうさいことうかききょうせっこう)

処方する患者さんのイメージ 熱が上がったり下がったりがある、脇腹が張って苦しい、長引く感染症のうち、とくに喉の痛みがあるもの、長引く扁桃炎 小柴胡湯に桔梗と石膏を加えた処方です。慢性炎症、感染症に使う小柴胡湯に桔梗の排膿・鎮咳効果、咽頭痛を...
生薬

石膏(せっこう)

何者か 天然の含水硫酸カルシウム。CaSO4・2H2O 使われ方 体にこもった熱を解熱する。渇きを治す。肺の炎症を抑え咳を止める。皮膚の炎症を抑える、皮膚を潤して皮膚炎を治す。 炎症を抑え、解熱する効果があるとされています(清熱薬)。漢方的...
生薬

人参(にんじん)

者か ウコギ科オタネニンジンPanax ginseng C. A. Meyerの細根を除いた根。 別名朝鮮人参です。野菜のニンジンはセリ科の植物で全くちがう種です。 使われ方 気を補うのに高い効果があり、胃腸系、呼吸器系を活性化する。下痢を...
生薬

半夏(はんげ)

何者か サトイモ科カラスビシャクPinellia ternata Breitenbachのコルク層を除いた塊茎 使われ方 咳を止める。特に痰がらみの咳の湿りをとって、痰を切り咳を止める。胃の機能を調え、胃に水がたまるのを治し、吐き気を止める...
生薬

桔梗(ききょう)

何者か キキョウ科キキョウPlatycodon garandiflorum A. de Candolleの根。 あのおなじみの花の桔梗の根です。 使われ方 粘性の痰を伴う咳を治す排膿を促す。ものもらい、蓄膿症、肺膿瘍、その他化膿性疾患に用い...
生薬

黄芩(おうごん)

何者か シソ科コガネバナScutellaria baicalensis Georgiの根 根が黄色いからコガネバナなんだそうです。紫色の花が咲きます。 内臓などの体の深部(漢方の用語では裏といいます)の熱を下げるための生薬のグループに属しま...
生薬

柴胡(さいこ)

何者か セリ科ミシマサイコBupleurum falcatum Linnéの根 使われ方 長引くかぜやその他感染症、炎症疾患で微熱や熱の上がり下がりがあるもの熱を下げる。腹部症状で両脇の痛み、張りのあるものの緩和。生薬の組み合わせによっては...
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