黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

エキス剤
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処方する患者さんのイメージ

  1. 丈夫な人のいらいら、のぼせ、高血圧、不眠、めまい、動悸、神経症
  2. 胃炎、口内炎
  3. 頭が熱くて重たい感じの二日酔。
  4. 皮膚の炎症性疾患。

基本は炎症を抑える処方です。4種類の生薬はすべて炎症や熱を冷ます効果のあるものです。1,2はエネルギッシュでせっかちいらいらしがちなおじさん達の諸症状をイメージすればいいでしょうか。もちろん女性にもつかえる処方ではあると思いますが。

ツムラ・クラシエ・コタローの15番です。

入っている生薬とその狙い

黄芩(おうごん):

黄連(おうれん):黄芩+黄連で胃の炎症を治す。膨満感、口内炎を治す。嘔吐、下痢を治す。高血圧、頭痛、精神不安・不眠などを治す

黄柏(おうばく):黄連とあわせて湿疹、口内炎、眼の充血を治す。

山梔子(さんしし):胸のつかえる感じ、熱感を治す。上半身に滞った気を降ろして精神安定をはかる。発熱を伴う黄疸を治す。眼や、皮膚の充血を治す。

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