大防風湯(だいぼうふうとう)

エキス剤
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処方する患者さんのイメージ

  1. 弱々しく、やせ衰えて、節々の痛みや動きにくさを訴える人。

病み上がりでやせ衰えて足腰が弱って傷む人のイメージですね。体の内側の冷えを治す人参湯、血の不足やホルモンバランスの異常である血虚を治す四物湯が基本骨格です。そこに温め、痛みを取る附子、防風、羌活、牛膝が入っています。また人参と黄耆のの組み合わせは参耆剤といわれ気の足りない人の全身状態をよくするための組み合わせです。

ツムラ・クラシエ・コタローの97番です。

入っている生薬とその狙い

附子(ぶし):気の巡りをよくして体を温める。体が冷えたり、水の流れが滞ることによる関節痛・筋肉痛・腰痛を治す。

黄耆(おうぎ):弱々しい人の過度の汗を利尿によって止める。弱々しい人の胃腸を強め、気を巡らせて貧血、顔が蒼い、めまいなどを治す熱のないできものの排膿を促す。弱々しい人のむくみに使う。弱々しい人(虚証)の気を補い、体全体の強壮をはかる。

人参(にんじん):気を補うのに高い効果があり、胃腸系、呼吸器系を活性化する。下痢を治し、消化を促進する。体力をつける。肺機能を高める。咳を止め、痰を切る。

白朮(びゃくじゅつ):体表と腹部の余計な水分を取り除く。

甘草(かんぞう):乾姜と合わせ、疲れやすい・意欲がない・息切れ・冷えなどの症状を改善する(気を補う)。消化管の調子を整える。

乾姜(かんきょう):体を温める。下半身の冷えに使う。胃腸を温め腹痛、腰痛、頻尿を治す。

大棗(たいそう):胃腸の気を補い、機能を整える精神安定をはかる(気虚を補う)

地黄(じおう):体の水と血を補う。熱を下げる。

芍薬(しゃくやく):四肢と腹部の緊張をとる→筋肉痛・けいれん・腹痛を治す。 婦人科系の働きを調えて月経不順・帯下・月経痛を治す。(駆瘀血・通経)

川芎(せんきゅう):血流を改善し、気を巡らせて月経不順、月経痛、腹痛、冷え性などを治す。 血行を促進して、気を巡らせて頭痛を治す。

当帰(とうき):血を作り、気を巡らせて月経不順、月経痛、腹痛、冷え性、腹痛などを治す。

防風(ぼうふう):汗をかかせて頭痛、めまい、関節痛を治す。

羌活 (きょうかつ):発汗によって寒と風湿を除く。関節痛を治す。

牛膝(ごしつ):血の巡りをよくする。化膿性の腫れ物を治す。

杜仲(とちゅう):筋肉や関節を強くする。 腰や膝のだるさ、インポテンツ、頻尿などを治す(腎を補う)

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