附子(ぶし)

生薬
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何者か

キンポウゲ科ハナトリカブトAconitum carmichaeli Debeaux、またはオクトリカブトA. japonicum Thunbergの塊根。

有名な毒草トリカブトの根です。日本で使われている物はすべて加工されて毒性が低くなっています。

使われ方

  1. 気の巡りをよくして体を温める。
  2. 体が冷えたり、水の流れが滞ることによる関節痛・筋肉痛・腰痛を治す。

成分を見ると心臓の機能が強化されることによってもたらされる効果と思われます。

成分

  • アコニチン
  • ハイゲナミン
  • コリネイン
  • メサコニチン

アコニチンに強心作用と鎮痛作用があります。量が多すぎると心臓が止まる毒物となります。ハイゲナミンに強心作用、コリネインに昇圧作用があります。

この生薬が使われているエキス剤

八味地黄丸 桂枝加朮附湯 真武湯 大防風湯  麻黄附子細辛湯  など

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