麦門冬湯(ばくもんどうとう)

エキス剤
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処方する患者さんのイメージ

  1. 乾いた咳が続く人

かぜの急性期後に乾いた咳がのこったときなどが良い使い時です。使われている生薬は肺を潤すことで咳止めの効果を発揮します。したがって痰がたくさん出ているときや鼻水が喉にたれることによる咳には向きません。

ツムラ・クラシエ・コタローの29番です。

入っている生薬とその狙い

麦門冬(ばくもんどう):肺を潤して、乾いた咳を止める。

粳米(こうべい):体の水分を補って口渇を治す。

半夏(はんげ):痰を切り咳を止める。

人参(にんじん):胃腸系、呼吸器系を活性化する。肺機能を高める。咳を止め、痰を切る。

大棗(たいそう):胃腸の気を補い、機能を整える

甘草(かんぞう):胃腸を整える。気を降ろす作用。

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