桂枝加芍薬大黄湯(けいひかしゃくやくだいおうとう)

エキス剤
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処方する患者さんのイメージ

  1. おなかのひきつる痛み
  2. 虚弱で腹部膨満のある人の便秘

桂枝湯と同じ構成の生薬で芍薬が1.5倍の桂枝加芍薬湯に大黄が加わっています。腹直筋の緊張が強い人の腹痛、腹部膨満に有効です。過敏性腸症候群に使うこともあります。大黄が入っているので便秘型に向いています。

入っている生薬とその狙い

桂皮(けいひ):温めて汗を出す。

芍薬(しゃくやく):筋肉の緊張をとる

甘草(かんぞう):筋肉の緊張をとる。胃腸を調える。

大棗(たいそう):胃腸を調える。

生姜(しょうきょう):胃腸を調える。発汗。吐き気止め。

大黄(だいおう):大腸を潤し,腸の動きを活発にして便秘を治す。 便がよく出るようにして胃腸の炎症を治める。 便がよく出るようにして血の巡りをよくする。

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