潤腸湯(じゅんちょうとう)

エキス剤
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処方する患者さんのイメージ

  1. 弱々しく体が渇き気味の人の便秘に使う。

体力がなく皮膚が乾燥も乾燥した人のコロコロ便の便秘の治療に用います。血の巡りをよくする生薬と気の流れを整える生薬が両方入っているので元気がない人、血の足りない、巡りが悪い人のための便秘薬です。

ツムラ・クラシエ・コタローの51番です。

入っている生薬とその狙い

大黄(だいおう):大腸を潤し,腸の動きを活発にして便秘を治す。 便がよく出るようにして胃腸の炎症を治める。 便がよく出るようにして血の巡りをよくする。

黄芩(おうごん):胃腸炎症を治す。 下痢止め。胃腸が炎症を起こしている下痢に使う。

麻子仁(ましにん):下剤として用いる。腸の水分が足りない乾燥性の便秘に使う。

杏仁(きょうにん):硬い便の改善。穏やかな作用の便秘薬として使う。

地黄(じおう):体の水と血を補う。熱を下げる。乾いた咳を止める。

当帰(とうき):血を作り(漢方的な意味で:補血)、気を巡らせて月経不順、月経痛、腹痛、冷え性、腹痛などを治す。

枳実(きじつ):胃腸機能の回復して食べ物がおなかにのこることによる腹部膨満、消化不良を治す

厚朴(こうぼく):胃腸の機能を促進して腹部の張りと緊張感をとる。腹にたまるガスを取り除く。

桃仁(とうにん):硬い便の便秘を緩和する。

甘草(かんぞう):腹部の緊張を解き、鎮痛する。強い下剤の作用を和らげる。下剤による腹痛を和らげる。

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