黄連湯(おうれんとう)

エキス剤
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処方する患者さんのイメージ

  1. 消化管の炎症に由来する諸症状。吐き気、みぞおちのつかえた感じでおなかが冷えて痛い人。おなかのごろごろした感じのある人。胃腸炎、下痢。

消化器に炎症のある人に使います。半夏瀉心湯の黄芩を桂皮に替えた処方です。桂皮が冷えたおなかを温めて、痛みを取ります。

ツムラ・クラシエ・コタローの120番。

入っている生薬とその狙い

半夏(はんげ):咳を止める。痰を止める。吐き気を止める。

桂皮(けいひ):鎮痛作用。冷えて痛む腹部を温めて腹痛を和らげる。

黄連(おうれん):胃の炎症を治す。胃炎、胃潰瘍を治す。口内炎を治す。下痢を治す。

人参(にんじん):胃腸を調える。咳を止める。

乾姜(かんきょう):胃腸をあたためて調子を調える。

甘草(かんぞう):胃腸を調える。

大棗(たいそう):胃腸を調える。

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