麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)

エキス剤
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処方する患者さんのイメージ

  1. 体力があるひとで、関節痛・筋肉痛・神経痛のある人

麻黄湯の桂皮が薏苡仁と入れ替わった処方です。薏苡仁は体表や関節の水をとる生薬です。

ツムラ・クラシエ・コタローの78番です。

入っている生薬とその狙い

麻黄(まおう):利尿と浮腫の改善。水のたまった関節痛の改善。強い発汗作用。風邪の初期。温めて汗を出す。咳止め、強い鎮咳去痰作用を持っている。

薏苡仁(よくいにん):体表や関節の水を取り除いて、四肢の倦怠感や関節痛を治す。

杏仁(きょうにん):咳止め、痰切り:すべての咳・喘息に使うことができる硬い便の改善。穏やかな作用の便秘薬として使う。

甘草(かんぞう):痰をきる・のどの痛みをとる。筋肉・関節・腹部の緊張を解き、鎮痛する。

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