桂枝人参湯(けいしにんじんとう)

エキス剤
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処方する患者さんのイメージ

  1. 発熱しているが胃腸は冷えている人
  2. つばのたまる胃腸の調子が悪くかつ、熱や頭痛がある人もしくはのぼせがある人
  3. 冷え性、顔色が悪い、元気がない、かつ熱や頭痛がある人もしくはのぼせがある人。

人参湯に桂皮を加えた処方です。胃腸が弱く冷えていて人参湯を使おうかなというときに、発熱や頭痛などの症状も治したいときに使います。

ツムラ・クラシエ・コタローの82番です。

入っている生薬とその狙い

桂皮(けいひ):軽い発汗作用。弱々しい人のぐずついたかぜの治療に(虚証のかぜ)。精神不安・不眠・めまいを和らげる。

人参(にんじん):気を補うのに高い効果があり、胃腸系、呼吸器系を活性化する。下痢を治し、消化を促進する。体力をつける。肺機能を高める。咳を止め、痰を切る。

朮(じゅつ)(白朮または蒼朮):体表と腹部の余計な水分を取り除く。

甘草(かんぞう):乾姜と合わせ、疲れやすい・意欲がない・息切れ・冷えなどの症状を改善する(気を補う)。消化管の調子を整える。

乾姜(かんきょう):体を温める。下半身の冷えに使う。胃腸を温め腹痛、腰痛、頻尿を治す。

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