処方する患者さんのイメージ
- 熱が上がったり下がったりがある、脇腹が張って苦しい、長引く感染症全般
発症から5,6日たってはなばなしい症状はなくなったけど、ぐずぐずしているかぜというのが一番ぴったりくるイメージだと思います。
昔はウイルス性の慢性肝炎にも使っていましたが、間質性肺炎の副作用が問題なったことと、抗ウイルス薬で完治が望めるようになったので、その目的では使われなくなってくるのではないでしょうか。
ツムラ・クラシエ・コタローの9番です。
入っている生薬とその狙い
柴胡(さいこ):脇腹の苦しさをとる。体内部の熱を取る。炎症を抑える。
黄芩(おうごん):柴胡+黄芩で脇腹の張り痛みを治す、熱の上がり下がりを繰り返すものを治す、席、吐き気、食欲不振を治す。
半夏(はんげ):咳を止める。痰を止める。吐き気を止める。
人参(にんじん):胃腸を調える。咳を止める。
甘草(かんぞう):胃腸を調える。
生姜(しょうきょう):胃腸を調える。
大棗(たいそう):胃腸を調える。
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