処方する患者さんのイメージ
- 口が渇いて尿量の少ない人の尿道炎、膀胱炎、腎炎、排尿痛、血尿、残尿感
- 口が乾いて尿量の少ない人の下半身のむくみ
- 口が渇いて尿量の少ない人の下痢
主に利水薬と、炎症を抑える生薬で合わせて作られた処方です。イメージとしては尿量を増やして、細菌を洗い流し、尿が滞った逆流することによる尿路感染を治す感じでしょうか。下痢は五苓散と同じイメージですね。
ツムラ・クラシエ・コタローの40番です。
入っている生薬とその狙い
猪苓(ちょれい):排尿によって膀胱炎、浮腫、水腫を治す。口渇も治す。
沢瀉(たくしゃ):体内に余分にたまった水を排尿によって治す。
茯苓(ぶくりょう):利水。胃腸の機能を高めて水腫や浮腫を治す。
阿膠(あきょう):止血。出血性疾患に使う。
滑石(かっせき):利尿し泌尿器系の炎症を抑える。
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