家族6人で巡るモンゴル旅行3日目。テレルジで遊牧民ゲルを訪ね、乳製品や民族衣装を体験。草原を馬で進み、亀石やアリヤバル寺院へ。4歳の馬上寝落ちなど、子連れ乗馬のリアルな体験も紹介します。
旅行期間:2026年8月11日〜16日/家族6人(大人4人・8歳・4歳)/テレルジ3泊4日+ウランバートル
寝不足で始まるテレルジ2日目
朝6時に起床。
前日は星空撮影を粘ったうえ、一人ゲルになったのをいいことにLightroomまで起動してしまい、寝たのは1時15分でした。
当然、眠い笑。
一度は起きたものの、すぐに活動する気にはならず、7時30分ごろまでゲルでだらだら過ごしました。
外の気温は15℃。
数字だけ見るとかなり涼しそうですが、風がほとんどなかったこともあって、外に出ても思ったほど寒くありません。
朝のGreen Sky Resortは、ゲルの向こうに草原と岩山が広がっています。雲は多めですが青空も見えて、前日の夜とはまた違ったテレルジの景色です。

朝食はキャンプ内のレストランへ。
目玉焼き、ソーセージ、パン、きゅうり、トマトなどに、朝から羊のスープもついてきました。

朝からしっかり羊。
この日は遊牧民のゲル訪問に始まり、午後には乗馬、亀石、アリヤバル寺院の予定です。
歩いて遊牧民のゲルへ
朝食後、10時ごろ集合で遊牧民のゲルへ出発します。
といっても、車には乗りません。
Green Sky Resortから歩いてすぐ。実際には250〜300mくらいでしょうか。まさかそんなお隣にあるとは。
牧草地は家畜の糞だらけ、4歳が進まない笑
ゲルまでは、そのまま牧草地を歩いていきます。
このあたりでは牛や馬が普通に放牧されているので、当然ながら足元には家畜の糞があちこちにあります。
そして4歳、これが気になってなかなか進まない笑。糞を避けながら慎重に歩いていきます。
昨日のヨルト山ハイキングの時にも思いましたが、モンゴルの草原だからといって、どこでも気軽に座ったり寝転んだりできるわけではありません笑。
10時15分ごろ、ゲルに到着しました。あれ?遊牧民のゲルというより、乗馬センター兼観光センター?笑。ひとまず、案内されたゲルへ。


アイラグ、アーロール、ヨーグルトを試食

中に入ると、赤を基調にした装飾の家具や絨毯が並び、中央にはストーブがあります。
ベッドもありましたが、わりと小さめ。男性は床や外で寝ることもあるそうです笑。
テーブルには、乳製品を中心にいろいろな食べ物が並んでいました。

まずはボーツォグ。揚げた生地にウルンをつけていただきます。
アーロールは、噛んでいるうちにだんだん酸味が出てきます。酸っぱいチーズと思えばいい感じ笑。
ヨーグルトもかなり酸っぱいです。
私は「酸っぱい」と思いましたが、妻はむしろ、「それがいい」とのこと。
そしてアイラグ。こちらもかなり酸っぱい。味を日本のものでたとえるなら、ものすごく酸っぱい甘酒でしょうか笑。ガイドさんによると、カルピスはアイラグにインスパイアされて生まれたのだそうです。
ミルクティーもいただきましたが、こちらは甘くありません。塩味です。
日本で普段口にする乳製品とは、ずいぶん味の方向性が違います。
ゲルでは嗅ぎタバコについての説明もありました。小さな瓶に入っていて、香りを嗅いでみると意外といい香り。瓶を返すときは右手で返すのが作法だそうです。

民族衣装と鷹匠体験
食べ物だけではなく、民族衣装を着て写真を撮る体験もありました。

さらに鷹匠体験も。
写真で見る以上に鷹が大きい。

実際に腕に乗せると、かなり重いです。
乳製品の試食から民族衣装、鷹まで、短時間にかなり盛りだくさんの体験でした。
11時27分ごろ、ゲル体験は終了です。
観光用だけど、本物の牧畜もある
事前に「遊牧民のゲルを訪問」と聞いていたので、実際に遊牧民一家が暮らしているゲルへお邪魔するようなものを少し想像していました。
実際に来てみると、そこは乗馬センターを兼ね、ゲル内での乳製品の試食や民族衣装、鷹匠体験などが用意された、かなり観光客向けの場所でした。
正直、普通に観光用だった笑。
ただし、完全に観光客のためだけに作られた施設という感じでもありません。
朝には実際に大きな家畜を連れて牧畜している様子が見られ、羊の解体も行われていました。少なくともこちらは観光客向けの実演には見えませんでした。羊の解体は写真NG。
見た範囲では、観光のための体験施設であると同時に、実際の牧畜の拠点でもあるようです。
周囲では牛や馬は普通に歩き回り、牧畜そのものは生活の一部として続いています。
観光地と牧畜の生活圏が、そのまま重なっているような場所でした。
昼食はホルホグ
ゲル体験を終えてGreen Sky Resortへ戻り、12時から昼食です。
この日の昼食はホルホグ(Хорхог)。
羊肉と野菜を焼いた石と一緒に加熱する、モンゴルの伝統料理です。
VELTRAの予定では、遊牧民のゲルで調理の様子を見学し、そのまま昼食としていただくことになっていました。ただし、キャンプでの提供に変更される場合があるとの記載もあり、今回はGreen Sky Resortのレストランでいただく形になりました。
運ばれてきたのは、大きな骨付きの羊肉がどっさり載った大皿。

じゃがいもやにんじんなども一緒に盛られています。
かなり豪快です笑。
白いご飯や野菜もあり、肉をナイフとフォークで切り分けながらいただきました。おいしい。羊肉が好きな人にはたまらない一品。
遊牧民のゲルで調理風景を見ることはできませんでしたが、午前中に乳製品をいろいろ試したあと、昼はしっかり羊肉。
モンゴルらしい昼食になりました。
午後はモンゴルの草原を乗馬
昼食後は、この日のメインイベントともいえる乗馬です。バスに乗って乗馬センターへ向かいます。午前中に訪れた遊牧民のゲルとは別の場所でした。

到着すると、草原にはたくさんの馬。
ここから馬に乗って、テレルジ国立公園の中を進んでいきます。
まず4歳がヘルメット拒否笑
乗馬の前に、まずはヘルメットをかぶります。
ところが4歳、
「かぶりたくない」
と駄々をこね始めました。まだ馬にも乗っていないのに前途多難です笑。
しばらく抵抗していましたが、なんとかヘルメットを装着。

4歳は私と一緒に乗ることになっていましたが、「母さんがいい」の一言で妻との2人乗りに変更笑。
一方、8歳は一人で乗ることになりました。


出発前に確認したときには、子どもはガイドさんなどと同じ馬に乗る可能性もあるとのことだったので、8歳が一人で乗れるとは思っていませんでした。
ポケットの中のものは落ちることがあるので、出しておくようにとの説明。乗馬中は撮影しないようにとのこと。写真はタミルさんが撮ってくれます。リュックは1人乗りならOKだけど、子どもと一緒なら不可とのことでした。
そして出発。
私たちが出発してもしばらくタミルさんが来ないので、どうしたのかなと思っていると、しばらくして後ろから馬を駆って颯爽と追いついてきました。
どうやら最初の馬が合わず、うまく走らなかったので、別の馬に替えたとのことでした。
タミルさんは普段はウランバートルで生活していて、ガイドの仕事も繁忙期のガイド不足で頼まれたアルバイトとのこと。それでも普通に馬を乗りこなします。
ウランバートル暮らしで、たまにガイドをする人でもこんなに普通に馬に乗れるんだ、とちょっと驚きました。
そして、実際に私たちの馬を案内してくれるのは3兄弟の少年たち。馬に乗って私たちの馬のロープを引きます。一番上が16歳、一番下は10歳そこそこだったと思います。
最初は上の2人が、私たち6人が乗る5頭の馬を、2頭と3頭に分けて担当。

亀石に向かう途中、小さな少年が馬に乗って、すごい勢いで走ってきて私たちを抜かしていきましたが、この子が3番目の子。亀石からは私の馬を担当してくれました。

8歳「マイクラより楽しい」
馬に乗って草原を進んでいくと、8歳はかなり楽しそう。
そして、
「マイクラより楽しい。ゲルにこもらなくてよかった。」
とのこと。マイクラより楽しいなら相当です笑。
一方、4歳は、
「お尻がぐらぐら揺れてる」「なんでお馬はブルんブルん言ってるの?」
と、馬の動きや音が気になる様子。
乗る前にはヘルメットを嫌がっていましたが、乗ってしまえば楽しんでいるようです。
馬で進んでいると、草原の匂いの中に、ときどき松や檜のような強い木の香りが混じります。
馬は普通に歩いているぶんには、思ったほど揺れません。
ただ、私の馬を担当していた少年が、ときどき少しペースを上げて進むことがあり、そのときは体が上下に小刻みに揺れます。
それほど速くなくても、歩き方が変わるだけで揺れ方はずいぶん違うんだなと実感。
今回はあくまで観光乗馬ですが、本格的に馬を走らせる乗馬だと、また全然違うんでしょうね。
そして、実際に馬で進んでみて改めて感じたのですが、テレルジは私が漠然と想像していた、見渡す限り平らな大草原とは少し違います。
草原ではあるものの、周囲には丘や岩山が多く、どちらかというと丘陵・山岳寄りの景色です。まあ、これは単に私のリサーチ不足です笑。
馬に乗って亀石へ
そのまま馬で進み、14時45分ごろ亀石に到着しました。

テレルジ国立公園を代表する奇岩で、その名のとおり大きな亀のような形をしています。
事前のVELTRAの説明どおり、馬に乗って国立公園内を進み、その途中で亀石を見学するという流れでした。亀石に着いたところで、タミルさんからどこまで馬で行くか聞かれました。ここで乗馬を終えるか、寺院まで行くか、さらに寺院から乗馬センターまで馬で戻るか。選択に合わせてバスを移動させるとのことです。まだ余裕があったので、そのまま乗馬を続けることにしました。
日本の乗馬体験のように決められた敷地の中を回るのではなく、馬がそのまま移動手段になっています。
これは楽しい。
一方、進む場所は完全な原野ばかりではありません。
ダート道では車もそれなりの頻度で通り、そのたびに砂埃が舞います。テレルジ周辺にはゲルキャンプや観光施設も多く、車の往来もそれなりにあります。
それでも、そのすぐ横では牛や馬が普通に草を食べています。
観光地の中を車が走っているのに、同時にちゃんとモンゴルの牧草地でもある。そんな景色の中を進んでいきました。
馬でアリヤバル寺院へ
亀石を見たあとは、そのまま馬でアリヤバル寺院へ向かいます。
事前の予定では、アリヤバル寺院へのハイキングは約2時間となっていましたが、馬で行くことにしました。そのまま寺院の入口近くまで馬で移動。乗馬がそのまま観光地間の移動手段になっています。
馬を降りて、ここから寺院へ向かって歩きます。

4歳、トイレを求めて山道を逆戻り
入口の門を通り、寺院の階段へ続く山道を登っている途中。
4歳が突然、
「おしっこ!」
と言い出しました。周りは山と草原。木陰もある。
「そこらへんでしていいよ」
と言ったのですが、恥ずかしいらしく断固拒否。
「トイレでしたい」
と、どうしても譲らず。今までのしつけがしっかり活きてるわけですが、ここで服を汚したら、それは大参事笑。仕方なく妻と一緒に、来た道を下ってトイレへ向かうことになりました。
妻はそのまま下で4歳と待っているつもりだったのですが、タミルさんが様子を見に行くことに。
私はその場で待っていました。
するとしばらくして、下の方からタミルさんが4歳を肩車して登ってきます。慌てて迎えに行き、そのままみんなで再び寺院へ向かうことになりました。

結局、外でする笑
ところで、4歳はトイレに行ったはず。
どうなったのか聞いてみると、トイレは汲み取り式便所で、しかもかなり汚かったと。私も下山後に行きましたが、確かに汚かった笑。
4歳はそれを見て、
「ここではしたくない」
となったようです。
そして結局、外でおしっこしたとのこと。最初からそうしてくれ笑笑笑。
トイレのために山道をいったん下り、タミルさんまで様子を見に行き、最後は肩車で戻ってくるという、ずいぶん大がかりな展開になりました。
寺院を見学して下山

気を取り直して、みんなで寺院へ向かいます。山道を進んだ先にはさらに108段の階段があり、その上にアリヤバル寺院があります。
寺院を見学。






そして下山。下りは15〜20分ほどでした。

事前案内では約2時間のトレッキングとなっていましたが、今回は寺院の近くまで馬で来ているため、実際に歩いた時間はそれほど長くありません。
帰りの馬上で4歳が寝た笑
アリヤバル寺院を下山し、再び馬に乗り、行きと同じく亀石を通るルートで乗馬センターへ戻ります。
帰りの4歳はずいぶん静か。と思ったら、馬の上で寝ていました笑。
馬はずっと揺れているので、寝られるとは思っていなかったのですが、どうやら相当疲れていたようです。とはいえ、馬上で寝られると危ない。周りのみんなで声をかけて起こそうとします。
しかし、起きない笑。
結局、そのまま30分くらい寝ていました。
乗る前はヘルメットをかぶりたくないと駄々をこね、乗ってからは「お尻がぐらぐら揺れてる」「なんでお馬はブルんブルん言ってるの?」と言い、最後は馬の上で熟睡。
4歳なりに乗馬を満喫したようです笑。
18時ごろ、乗馬終了。

実際に馬に乗っていた時間は、往復合わせて約2時間でした。事前の予定では乗馬体験は約1時間となっていたので、思っていた以上にしっかり乗ることができました。
乗馬そのものはかなり楽しかったのですが、終わってみると普段使わない筋肉を使った感じがあります。さらに地味に股が擦れて痛い。夕食後まで痛みが残りました。乗馬で股ずれ笑。
18時13分にバスで出発。途中、Green Sky Resort近くのミニマートに立ち寄り、18時40分ごろリゾートに戻りました。
午後いっぱい、馬で移動しながら亀石や寺院を回り、最後は4歳が馬上で寝る。
なかなか濃い乗馬体験でした。
夕食後、モンゴル語が通じた
戻ったあとは、レストランで夕食です。
この日のメインは牛肉。昼は羊肉たっぷりのホルホグだったので、久しぶりに羊ではありません笑。


夕食後、妻がレストランで出たお茶をコップに入れて、部屋へ持っていきたいと言い出しました。そこでスタッフに、部屋へ持っていってもいいか英語で聞いてみます。
しかし、通じない。それならモンゴル語で聞いてみるか。
お茶とコップを指さしながら、
「Өрөөд авч болох уу?」
と言ってみました。
するとスタッフが「あっ」という感じでこちらの意図を理解。
ちょっと待って、というジェスチャーをしたあと、部屋へ持っていってもいい別のコップを持ってきてくれました。
通じた笑。
旅行中、単語帳で覚えたフレーズ以外で、モンゴル語を使って実際の用事を済ませられたのはこれが初めてです。
ちなみに「部屋に」は正しくは「өрөөнд」。「өрөөд」は、その場で知っている単語と語尾を組み合わせて適当に作りました笑。まあ音の響きも近いし、指さしもしていたのでOKだったんでしょう笑。
それでも、お茶とコップを指さしながら「部屋に」「持っていく」「できる」「か?」のつもりで並べたら、ちゃんと意味をくみ取ってもらえました。
モンゴル語は日本語と語順が近く、助詞のような語尾の使い方も似ています。動詞どうしを連用形のような活用語尾でつなげたりもします。単語と、名詞や動詞につける基本的な語尾、動詞の基本部分を知っていれば、わりと日本語っぽい感覚で文が作れます。
文法的には少々怪しくても、英語で通じなかった用件が即席モンゴル語で通じたので、旅行会話としては及第点でしょう笑。
今夜は星空をあきらめて22時就寝
夕食を終えて外に出ると、気温は17℃。涼しくはありますが、今日はそれほど寒くありません。
ただ、空は雲が多め。

前日の夜は流れ星や天の川を見ることができましたが、今夜は星空は期待できそうにありません。まあ、昨日は星空撮影で1時15分まで起きていましたし、今日は往復約2時間の乗馬。普段使わない筋肉を使ったようで体も疲れています。さらに股ずれもまだ痛い笑。
今日はもう寝ろということでしょう。
前日は私が星空撮影を粘ったせいで妻と子ども2人が同じゲルに寝ることになり、私は一人ゲルになりましたが、今日はきちんと2つのゲルに分かれて寝ます笑。
ところが、寝ようとすると隣のリゾートから聞こえてくる韓国カラオケがなかなかうるさい。
しかもこれ、毎晩です笑。静かな草原の夜を想像していただけにギャップが大きい笑。楽しみ方の文化が違うとはいえ、宿泊客としては普通に迷惑笑笑笑。
日中は風の音や虫の声が聞こえ、牛や馬がそのへんを歩いていて、自然の中にいる感じはたっぷりあります。とはいえ車の往来もそれなりにありますし、夜は隣からカラオケ。
私がなんとなく想像していた「静かな大草原のゲル」とは、ちょっと違いました笑。テレルジのこのあたりは思っていた以上に観光地化されています。
出発前に調べた範囲では、もっと大自然の中にあるゲルキャンプを利用するツアーもありましたが、そうなるとトイレやシャワーが共同になるところが多く、子ども連れにはなかなか厳しい。
今回は4歳もいるので、ゲル内にトイレとシャワーがあることを優先して選びました。快適さを取るか、大自然感を取るか。
そんなことを考えつつ、今日は前日の寝不足もあって限界。隣のカラオケはうるさいですが笑、22時には寝ました。




コメント