リゾート情報は2019年9月29日現在です。
1日目の様子はこちら。
2日目
息子とともに6時半過ぎにみんなで起床。リゾートにあるまじき早さですが、寝るのも早いのでとくに問題なし。寝ている間にスコールがあったらしく庭が濡れていました。少し雲も多めです。しかし南の島の天気は変わりやすいので、あまり気にはなりません。
朝食に出かけるための支度をしているときに、航空会社から気になるメールが届きました。「明後日の飛行機が台風で影響を受けるかも。変更不可のチケットでも変更できるようにします。」という内容です。延泊は仕事の都合で厳しいので、念のため1日早い帰りの便を調べてみると、すでに石垣→羽田の直行便は満席。那覇に出る便は空いていて、那覇まで出られれば後は何とかなりそうでした。
後は台風が、いつぐらいにきてどのくらいの影響があるかというところですが、ひとまずそれを調べるのは後にしました。部屋着で路地を歩きレストランへ移動します。
朝食
メインの朝食メニューは4種類でした。セルフサービスのジュースの種類は豊富。僕は琉球朝食、相方はゆし豆腐粥朝食を選択。琉球朝食のご飯は白米と沖縄の炊き込みご飯、ジューシーを選べます。息子の朝食は無料でもらえた白いご飯と味噌汁に持ってきたベビーフードです。息子に朝食を食べさせながら朝食を楽しみます。息子が食べられそうなおかずは食べさせてみました。
琉球朝食。
ゆし豆腐粥朝食。
子供用ご飯。
食後のコーヒーをいただいて朝食終了。
朝食の後、夕食の予定を変更することを決めて、スタッフに空きがあるかを確認しました。最初の予定では2日目は部屋食、3日目がフレンチの予定。しかし、明後日に飛行機が飛ばないことがありうるとなると、2日目の夕食が最後の夕食になってしまいます。1泊減らした上に、楽しみにしていたフレンチもなしになるのはダメージが大きすぎるので、この時点では1泊減らすか、わからないけれども、とりあえずの安全策をとることにしました。この日のフレンチには空きがあり無事変更出来ました。
ゆんたくラウンジ
朝食のあと、レストランと同じ建物にある「ゆんたくラウンジ」で一服しました。ここは宿泊客が24時間くつろげるラウンジで、無料でコーヒーやハーブティーをいただきながらくつろげます。昼前からはバーとしてお酒を楽しむこともできます。イベントもあるようです。
気になる泡盛の並んだバー。11時からとのことでとりあえずお預けです。
薬箱にいろいろなハーブが入っていて、自分で選んでハーブティーにすることができます。レモングラスと長命草をブレンドして作ってみました。
この日は土砂降りになったり、晴れたりとめまぐるしい天気。ゆんたくラウンジにいる間にも強い雨が降ってきたので、ラウンジで息子の相手をしながらしばし天気がよくなるのを待ちました。
晴れたのでヴィラに戻ります。落ちていた花を見つけて持ってきた息子。
ラウンジとレストランが面している広場にはプールがあります。
その広場から出ると石垣の壁の道が続く、集落のようなヴィラのエリアが広がっています。
ヴィラに戻りました。
見晴台
しばし休憩。その後、天気がいい間にリゾート内を散策することにしました。
集落の中を散歩しながら、見晴台を目指します。基本的に道は宿泊している人が歩くか、送迎のカートが通るだけなので、静かな散歩が楽しめます。カートにだけ気をつけていれば、息子を好きに歩かせていても大丈夫そうです。実際、見晴台まで誰にも会いませんでした。
見晴台から1番遠いところのヴィラでしたが、5分ぐらいで到着です。
登るとヴィラの赤い屋根の集まる美しい景色が広がります。反対側は海です。
しばし撮影タイムを楽しみます。
見晴台の近くにビーチがあるとのことで行ってみました。アイヤル浜と言う名です。見晴台を降りて脇の道を海に向かって降りて行きます。3,4分で到着。曇っていたのと引き潮で海底の砂でない部分が露出していたので、あまり写真映えする光景ではなかったです(笑)。まあ、あくまでもタイミングの問題ではあるとは思います。流れが速いので遊泳は禁止だそうです。東側に面しているので、天気がよければきれいな朝日のビーチが見られるかなと思われます。
昼食
昼食で、再びリゾート内のレストランへ。竹富島の他の集落へ移動するのは少し時間がかかり、子連れでは手間なので、昼食のためだけにリゾートの外に出るのはわりと骨が折れる作業です。メニューもそこそこのバラエティがあり、連泊しても何パターンかは楽しめますので、まあ少しお高いですがリゾート内で昼食すませるのも悪くないです。
メニューはこちら。僕は冷製もずくそばを、相方は五穀米のタコライスを選択。息子は和光堂のベビーフードを持参しました。
もずくそばさっぱりしていてよかったです。
昼食後はゆんたくラウンジでビールをいただきました。昼間のビールは休日感がでて優雅です。またスコールがやってきたのでラウンジで小休止しました。その間にお土産用の石けんなども購入。
ラウンジ内をうろうろしていたら、このような掲示を見つけました。0~3歳用スイムパンツ、オムツが無料で用意されているのはありがたいです。スイム用パンツは用意していきましたが持って行かなくてすむと楽です。
雨がやんだのでヴィラへ。
島のひととき
ヴィラに戻って、息子の昼寝の時間の予定でしたが、場所が変わったのか寝ない(笑)。それなら、「島のひととき」と銘打って2時から4時まで無料で提供されているスイーツを食べに行こう、ということになって、もう一度ゆんたくラウンジに戻りました。ラウンジに近いヴィラなので往復もあまり苦になりません。
今回提供されていたのはジーマーミ豆腐とアイスクリームに黒蜜がかけられている一品。蒸し暑い季節にいただくのに最適なスイーツでした。最初は大人の分2人分で頼んで、息子にはちょっと分ければいいかなと考えていたのですが、食べさせてみたら、勢いよく食べ始めて止まらない。子供の甘い物への欲は侮れないですね。結局1人分完食してしまったので、もう1つもらいました。
隣の欧米の方が「おいしい。このスイーツはEast meets westだね」みたいなことをスタッフの人に言っていたのが印象的でした。
そしてヴィラにもう一度戻ります。今度はおなかが満たされたのかスムーズに眠りにつくことができたようです。僕らも午後のひとときを少しうとうとします。
近づく台風
うとうとしたあと、台風の進路チェック。やはりどう見ても最初の予定の帰京日の午後から夜にかけて石垣島に最接近する予想です。元々予約している直行便は12時過ぎの離陸なので、望みがかなり薄そうです。飛んだとしても朝一番の那覇行きだけかもしれないと思い始めました。
あれこれ考えていたときに、フロントからも電話がかかってきて、台風の案内がありました。もし予定通りに宿泊すると、たとえ飛行機が飛んだとしても台風の影響で船が出ず、竹富島から石垣島へ行けない可能性があると。もし延泊するときは、台風特別料金のご案内で1泊部屋6万円(!)ですとのこと。また、延泊されても、スタッフも建物から出られないので、サービスを十分に行えず、部屋にこもってもらうしかない、との説明を受けました。逆に明日のチェックアウトなら台風が原因なのでキャンセルした1泊分の料金は返金しますとのことでした。
そうなると、東京まで帰るのを明日にするか予定通りの明後日にするかにかかわらず、予定を早めて明日のうちに竹富島を出ておかないと、星のや竹富島に延泊するはめになる可能性が高そう。 かなりお得な料金で宿泊しているので(120日前予約で約半額になっている)、台風特別料金がちっとも安く感じられず、 延泊になれば、仕事に行けずしかも予定よりもだいぶ出費が増えて、かなり財布に優しくない。ここで、星のやでの3泊目をあきらめる気持ちが固まりました(笑)
とはいえ、せっかくの休暇、相方も星のや3泊目断念をかなり残念がっていたので、何とか埋め合わせをしようと、朝一番の那覇便が飛ぶことに期待して、石垣島のホテルを予約して休暇を継続できないかと画策。ちょうどANAインターコンチネンタル石垣リゾートの手頃な部屋が空いていたので、そちらの一部屋を確保しました。星のやのキャンセル分でまかなえる宿泊料。これで台風の動向をぎりぎりまで見極めようということにしました。フロントに連絡して3泊目をキャンセル。明日のチェックアウトを伝えました。朝の水牛車を楽しんだ後、昼ぐらいにチェックアウトにすることにしました。
そうこうするうちに息子が昼寝から目を覚まし活動開始。ほどなく夕食の時間が近づいたので、息子を風呂に入れます。まずはシャワールームで体を洗い。昨日使いそびれたバスタブを使ってみます。まあ、何というか、大人1人で浸かれば風流な感じですが、子連れには使い勝手が悪かったです(笑)。バスタブにシャワーがついていれば、バスタブの中で全部が解決するので、そちらのほうがよかったかな。
夕食:琉球ヌーヴェル
再びレストランへ。5時台の早い時間に来ました。窓側に1,2組着席しているグループの方がいました。子連れの我々は窓からは離れた、他の人たちからは少し距離のある席を案内してもらえました。もし子供が賑やかになっても、その方がプレッシャーが少ないのでありがたいです。
メニューはこちら。
息子の食事もセットされます。白いご飯をもらえます。持参したベビーフードを温めてもらえました。
シャンパンからスタート。息子も水の入ったコップで一緒に乾杯します。
息子に食べさせながら、食事を楽しみます。僕の方が食べるスピードが断然速いので、食べさせるのは僕。
Amuse。
Premier。抽象画の様な皿が出てきます。テーブルで車エビに最後の仕上げ。
完成。
この料理に合わせてワインを持ってきてもらいました。ワインはグラスで4杯のコースを頼みました。「この料理にあわせて持ってきて欲しい」と頼むとそれにあわせたワインがサーブされます。最初の1杯は最初のシャンパンです。
Deuxieme。
Soup。
Poisson。
魚料理に合わせた1杯。
Viande。僕は牛肉、相方は豚肉を選んで相手のお皿も試食。牛肉は2000円追加とありましたが、牛肉が正解だったかな。豚肉もおいしかったですけどね。
肉料理のワイン。
Avan dessert。
Grand dessert。
食事中、息子はサーブしてくれるスタッフの人に愛想を振りまき続けて、基本ご機嫌だったので助かりました。スタッフの方達もにこやかに相手をしてくれるので助かります。飽きてきたときはシールブックなども活躍しました。
17時半にレストランに入って、デザートで19時15分ぐらいになっていました。おとなしくしてくれていたさすがにデザートの終わりぐらいにはじっとしていられなくなり、コーヒータイムはささっとすませて、レストランを後にすることにしました。コーヒーと一緒に出てきたチョコレートは箱に詰めてもらい、ヴィラに持ち帰りました。
相方に息子を寝かしつけてもらい、息子が寝た後は、ミニバーに入っていたお酒で軽く1杯。ゆったりとした時間を過ごします。とはいえ早起きだったこともあって、夕食後はだいぶ眠くなり、ゆんたくラウンジのバーは断念しました。いい気分のまま、ベッドに入り心地よく寝ました。
3日目
決心の時
昨日寝たのがかなり早かったのか、台風が心配だったのか、5時半ぐらいと、ものすごく早く起きてしまいました。息子も相方もまだ寝ています。せっかく起きたので、台風のチェックをしました。明日朝の空港の天気を調べます。残念ながら、風向きと強さからすると、朝一番の飛行機も飛ぶ確率は限りなく0に近そうです。非常に残念ではありますが、今日のうちに石垣も脱出することにしました。そして今日東京に帰ることが可能か、調べます。石垣から東京への直行便はやはり満席。石垣から那覇へは飛べそうです。那覇→羽田便も全便満席。しかし、伊丹行きは空席があり、伊丹から東京への乗り継ぎも悪くありません。2回の乗り継ぎはありますが何とかなりそうです。ツアー用の安いエアーチケットでしたが、台風なのでチケットの変更は無料でやってもらえます。
相方が起きたので、石垣ステイを中止することをアナウンス。乗り継ぎの関係で早めの那覇便に乗る必要があり、それにともなって、本日予定していた水牛車も中止です。
まず、航空会社に電話。希望する変更伝えて、席を確保します。無事に席を確保。変更代もかかりません。次にフロントに電話をしてチェックアウト時間を早める旨を連絡し、水牛車もキャンセルしました。最後に石垣のインターコンチネンタルに電話をして事情を話して、キャンセル。前日予約の当日キャンセルだったので100%のキャンセル代を覚悟しましたが、事情が台風だからと、キャンセル料はなしでいいですよとありがたいお返事でした。今度、機会があったら宿泊してみようと思います。
朝食
今回、2人とも海風・ブレックファストを選択。息子は昨日と同じ。海風・ブレックファストのブイヤベース、おいしかったです。
チェックアウト
息子の相手をしながらだったこともあって、朝食に少し時間を取られ、ばたばたと荷造り。9時の港への送迎バスに間に合うように、必死で頑張ります。最後はフロントへのカートのお迎えに間に合わず、次のカート待っていたら間に合わず、フロントに歩いて行った方が早いという残念な事態に。
チェックアウトもバタバタと。キャンセルしたはずの水牛車が会計に入っていたので訂正してもらい、さらに、キャンセルした1泊分も入っていたので、確認。旅行会社を通じて戻ってくるとの説明でした。そして、なんとか、送迎のバスには乗れたのでほっと一息です。
まあ、チェックアウト時間決めたのがギリギリだったので、荷造りも前もって十分にできておらず、多少のバタバタになるのは仕方ないかな。台風のせいにすることにしました。
帰路
竹富島港に到着し、竹富島に別れを告げます。石垣島から乗ってきた観光客の人たちがうらやましいです。明日1日台風が無事過ぎ去れば楽しい休暇になるんだろうな。
石垣島港に到着。何とも明日台風が来るとは思えないようないい天気でした。旅の思い出に記念撮影。
タクシーで空港に向かいます。
石垣空港
石垣空港のチェックインは混みやすく、すぐに長蛇の列になるので早めに行くことをお勧めします。特に羽田便など、大型機が飛ぶ前の時間は混んでキャパオーバー気味になることが多いです。この日はタイミングがよく、特に混んでいませんでしたが、チェックインをして預け荷物の検査に並ぶ頃には、チェックインに長い列ができていました。また、前に来たときは優先レーンがなかったのですが、今回は設定されてました。優先レーン使える人はこちらを使えば混んでいてもスムーズにチェックインできるので便利になりました。
荷物についたタグ。まさかの伊丹経由の2回乗り継ぎ。
見たこともない長さの保安検査証(笑)
何はともあれ無事石垣島を脱出でき、仕事をキャンセルしないですんだので一安心です。
ANA1766便
搭乗。入り口で子供用の搭乗記念のおもちゃを配っていました。息子はさておき迷わず緑のA380の風船選びます(笑)。これで全種類そろいました。
那覇まで50分のフライト。通路が1列の機体で座席は3-3の配列。通路側を取っていたのですが、あとから搭乗してきた窓側の座席だった男性が、窓側どうぞと言ってきました。子供がいたので気を使ってくれたのかなとうれしい反面、ぐずったときに席から離れやすいように通路側にしていたので、その旨をお話ししました。そうすると、短いフライトですし、大丈夫じゃないですか、そのときも気にしませんとのお返事だったので、ありがたく窓側に座らせてもらうことにしました。息子と一緒のフライトは基本通路側の席を確保することにしていたので、なかなか息子に窓の外の景色を見せるチャンスがなかったので、いい機会でした。
離陸して右に旋回。石垣島と石垣空港にさよならです。
50分ひたすら海の上を飛んで、沖縄本島にやってきました。やはり那覇は都会です。
無事着陸しました。
那覇空港
那覇空港で乗り継ぎにまとまった時間があるので、昼食にします。売店で弁当を購入。
ラウンジが新しくなっていて場所も変わったようです。搭乗フロアが広くなっていて、その新しいエリアにラウンジも移転していました。広々とラウンジで快適でした。
ANA766便
再び飛行機。那覇から伊丹へ。通路側の座席にしていましたが、ラッキーなことに窓側が空席だったので、3つの席を広々と使えて助かりました。
よいお天気の那覇を後にします。息子はちょうど昼寝の時間。飛行機に慣れたのか、あまりぐずることなく、かなりスムーズに入眠してくれました。1時間ぐらい眠れてその後は機嫌良く過ごしてくれました。
自撮りして遊ぶ息子。
機体は大阪上空を通過して伊丹空港に着陸しました。
機内でベビーマグカップ使うときの注意点
そういえば、こちらのようなストロー付きコップ、地上でふたをして機内に持ち込んだ場合、上空で、この写真でいうところの赤い部分のふたを、いきなり開けてはいけません。飛行中の機内の気圧は地上よりも低いので、ふたを開けると中身が吹き出します。赤いところを開ける前に一旦白い部分を回してゆるめ、中の高い圧力を逃がしてあげてからもう一度閉めておけば大丈夫です。
ANA34便
伊丹空港に到着し、ボーディングブリッジを渡ってロビーへ。この空港は那覇空港と同じで、降機した乗客と、これから搭乗する乗客が同じフロアで交錯する作りになっています。降りたらそのままそのフロアから搭乗すればいいので、乗り継ぎは簡単です。フロアで次に乗る便の搭乗口を確認したら、なんと、たった今出てきた搭乗口でした。つまり、那覇から乗ってきた機体にもう一度乗って羽田に向かいます。
搭乗。離陸。息子は飛行機にかなり慣れたのと、前の便でよく眠れたのでほとんどぐずることもなく、おとなしく座席で遊んでいてくれました。ようやく、落ち着いたので、行きの便で飲みそびれた鹿児島ハイボールを購入。味わうことができました。
飛行機は順調に飛行して羽田空港に到着。
帰りのバスの中で、石垣空港の明日の便が全便欠航、明日は終日空港閉鎖が決定したという情報が入ってきました。長い長い移動となりましたが、結果的に判断は間違っておらず、安堵のうちに長い脱出劇が終了しました。
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