2025年9月、成田からシンガポール経由でモルディブへ。SQ011のB777-300ERビジネスクラス、チャンギ空港SilverKris Loungeでの約10時間乗り継ぎ、SQ432のA350-900中距離仕様、念願の昼間のモルディブ着陸までを写真中心で紹介します。復路のシンガポール航空ビジネスクラス搭乗記はこちら。
※この記事は、2025年9月のモルディブ旅行について、当時Facebookに投稿していた文章と写真をもとに、約1年後にまとめ直したものです。細かな料理名や時刻など、記録が残っていない部分は無理に補わず、当時の記録を中心に書いています。
モルディブへ行くのに、なぜ14時間も早く出発したのか
2025年9月、ダイビングクルーズに参加するためにモルディブへ行ってきました。
今回の往路は、成田からシンガポール航空でシンガポールへ飛び、そこから乗り継いでマーレへ向かいます。
| 日付 | 便名 | 区間 | 出発(定刻) | 到着(定刻) | 機材 | 座席 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 9/5 | SQ011 | 成田(NRT)→シンガポール(SIN) | 19:00 | 00:55+1 | B777-300ER | 14K |
| 9/6 | SQ432 | シンガポール(SIN)→マーレ(MLE) | 10:20 | 11:50 | A350-900 | 12A |
ただ、クルーズ船乗船は9/6夜。本来は9/6の午前便で十分間に合う。しかし、わざわざ必要より14時間も早く出発し、シンガポールでは約10時間の乗り継ぎにしました。
理由は、一度シンガポール航空のB777-300ERのビジネスクラスに乗ってみたかったから(笑)。
ちょうどバーゲンで少し安くなっていたこともあり、「それなら乗ってしまおう」と、この便を選びました。飛行機おじさんだから仕方ありません(笑)。
さらに成田では、搭乗口に近いラウンジを素通りして、以前から行ってみたかったラウンジへ。シンガポールでは深夜から朝まで約10時間の乗り継ぎです。
そしてシンガポールから先は、A350-900の中距離仕様ビジネスクラスでモルディブへ向かいます。
今回もうひとつ楽しみにしていたのが、昼間のモルディブ到着でした。
2011年からコロナの時期を除いてほぼ毎年モルディブへ行っていますが、それまで到着はいつも夜。一度、明るい時間に環礁を眺めながら着陸してみたいと思っていました。
そんなわけで今回は、モルディブに着く前からかなり楽しみの多い往路です。
まずは成田空港から出発します。
成田空港からスタート
第1ターミナル制限エリアへ
2025年9月5日、17時ごろに成田空港第1ターミナルの制限エリアへ入りました。
外は雨。窓の向こうにはANAのA380「FLYING HONU」やユナイテッド航空の機体が並んでいます。


まだ搭乗する前ですが、こういう景色を見ると、もう旅行が始まった感じがします。
「秘密の通路」を通って、ターキッシュ エアラインズ ラウンジへ
今回のSQ011は35番ゲートから出発します。
当時、出国審査を終えてゲートへ向かう途中にはユナイテッドクラブがあり、搭乗までそこで過ごすのが一番楽な動線でした。
ところが、以前からターキッシュ エアラインズ ラウンジに行ってみたかったので、そちらへ向かうことにしました。
ターキッシュ エアラインズ ラウンジは当時、第4サテライトの先端。35番ゲートも通り越した先にありました。
しかも、なぜか素直に第4サテライトを進まず、いったん第5サテライトへ行き、そこから地下連絡通路を使って第4サテライトへ移動しています。

長い動く歩道が続き、人影もほとんどない通路。
写真を撮りながら、
「秘密の通路。まあほんとは秘密ではないけど笑」
などと言っていました。
今あらためて地図を見ると、ラウンジが遠いだけでなく、そこへ行くルートまでわざわざ遠回りしています(笑)。
ラウンジというと、搭乗まで優雅に休むための場所のはずなのですが、行ってみたいラウンジのために空港内を歩き回る。
優雅ではありませんが、エアポートおじさんだから仕方ありません(笑)。
ラウンジ内は木目を使った落ち着いた雰囲気。

食事にはトルコ料理が並んでいて、ラフマジュンやひき肉を使ったピデなどをいただきました。




せっかくここまで来たので、こういうトルコらしい料理があるとうれしいですね。
見慣れないA380を発見
ラウンジを出たあたりでは、見慣れない派手な塗装のA380も発見。

思わず、
「このエアバスA380何? 初めて見た!」
と写真を撮っています。
当時は何の機体か分かっていませんでしたが、あとで調べると、エミレーツ航空のExpo 2020 Dubai特別塗装機でした。
手前にはANAのFLYING HONUもいて、A380を眺めながら空港内をうろうろ。
目的地へ効率よく移動するだけなら完全に不要な寄り道ばかりですが、空港にいるとこういうものにもいちいち引っかかります(笑)。
35番ゲートからSQ011へ
そろそろ搭乗時間なので、35番ゲートへ戻ります。

ゲートの表示はSQ011、シンガポール行き。出発予定は19時で、このときの表示では19時05分に変更されていました。
機材はB777-300ER。
今回、わざわざ必要より14時間も早く出発する旅程にした大きな理由のひとつが、この便です。
いよいよ、一度乗ってみたかったシンガポール航空のB777-300ERビジネスクラスに搭乗します。
一度乗ってみたかったSQ011 B777-300ERビジネスクラス
とにかく横幅が広い
今回のお目当てのひとつ、SQ011のB777-300ERビジネスクラスに搭乗します。

座席は14K、窓側です。
席に着いてまず思ったのが、とにかく広い。
「むちゃくちゃ広ーい(笑)」
というのが、このときの率直な感想でした。
特に印象的なのはシートの横幅です。最近のビジネスクラスは、1人ずつ囲われた個室感のあるシートも増えていますが、この座席はそれとはまた違って、単純に一席あたりの空間そのものが大きい感じです。

正面には大きなモニターがあり、その横にも収納やちょっとした物を置けるスペースがあります。足元にもかなり余裕があり、普通に座っているだけでも広さを実感します。

モニターには「SQ011」「14K」「Tokyo → Singapore」の表示。推定飛行時間は6時間13分となっていました。

このシートに乗ってみたかったために、必要より14時間も早く日本を出発したわけですが、座ってみると「まあ、これは乗ってみたくなるよな」と自分で納得します(笑)。
シンガポールまでの機内食は、オーソドックスに牛フィレ
離陸後は機内食です。
最初にドリンクが出て、そのあとシンガポール航空らしいサテー。


続いて、海老を使った前菜とパンが出てきました。

メインは、とりあえずオーソドックスに牛フィレを選択。

牛フィレにマッシュポテトや野菜が添えられた一皿で、赤ワインと一緒にいただきました。
食後にはチーズ、ぶどう、くるみ、ドライフルーツなどもいただきました。

成田のラウンジでも食べているので、振り返ると出発してからずっと食べています(笑)。
食後はフルフラットにして休む
食事が終わったあとは、シートをベッドにして休みます。

座っているときからかなり大きなシートでしたが、横になるとさらに余裕を感じます。
機内が暗くなったあと、フライトマップを表示したままベッドでごろごろ。
このころにはフィリピン付近まで来ていました。
せっかく一度乗ってみたかったB777-300ERのビジネスクラスなので、もう少し起きて楽しみたい気もしますが、この先はシンガポールで約10時間の乗り継ぎ。
とりあえず寝られるところでは寝ておきます。
そして深夜、シンガポール・チャンギ空港に到着しました。
深夜のチャンギ空港。約10時間の乗り継ぎはSilverKris Loungeで過ごす
まずはソファでごろ寝

深夜、シンガポール・チャンギ空港に到着しました。
ここから次のSQ432までは約10時間の乗り継ぎです。
向かったのは、第3ターミナルのSilverKris Lounge。
真夜中なので、まずやることは観光でも買い物でもなく睡眠です(笑)。
ラウンジで枕とブランケットを借りて、空いていたソファでそのままごろ寝することにしました。
長時間の乗り継ぎですが、こうして横になって休める場所があるとかなり楽です。
起きたらシャワー、そして朝食
しばらく寝たあとに起きて、まずはシャワーへ。

シャワールームでさっぱりしたところで、今度は朝食です。
ラウンジ内にはビュッフェが並び、温かい料理や点心などもありました。

10時間というとかなり長い乗り継ぎに感じますが、深夜に到着して、寝て、起きて、シャワーを浴びて、朝食を食べていると、意外と普通に時間が過ぎていきます。
お気に入りはSignature Laksa
朝食で楽しみにしていたのが、ヌードルステーション。

ここでは「Signature Laksa」をいただきました。
SilverKris Loungeに来ると食べたくなる、お気に入りのラクサです。
ココナッツミルクの効いた濃厚なスープに麺が入り、朝からしっかり食べられます。

ビュッフェだけでも十分なのですが、こうしてその場で作ってもらえる麺料理があると、つい頼んでしまいます。
食べたら、また寝る(笑)
朝食を食べ終わるころには、最初は空いていなかった仮眠スペースにも空きができていました。
せっかくなので、今度はそちらへ移動。
そして、またがっつり寝ました(笑)。
結局、この約10時間の乗り継ぎでやったことをまとめると、
寝る、シャワーを浴びる、食べる、また寝る。
ほとんどこれだけです。
ただ、長時間乗り継ぎとしてはむしろ理想的な過ごし方だった気もします。
そろそろ次のSQ432の搭乗時間。
ここからはいよいよ、モルディブへ向かいます。
SQ432でモルディブへ。A350-900中距離仕様ビジネスクラス
A350-900中距離仕様の12A
SilverKris Loungeでしっかり休んだあとは、SQ432でモルディブへ向かいます。
機材はシンガポール航空のA350-900、中距離仕様。座席は12Aです。
※SQ432は2025年9月搭乗時点ではA350-900中距離仕様でした。その後、同年10月26日から長距離仕様へ変更されています。

もちろんこちらもフルフラットになる十分快適なビジネスクラスなのですが、直前に乗ったB777-300ERの長距離仕様がとにかく広かったので、それと比べると少しこぢんまりして見えました。

悪いわけでは全然なく、単純に比較対象が大きすぎます(笑)。

座席まわりはコンパクトにまとまっていて、正面には大型モニター、足元にはオットマン、横には収納や電源類があります。

モニターには「SQ432」「SIN → MLE」「12A」の表示。
いよいよここから、本当にモルディブへ向かいます。

昼便の機内食
離陸後は、シンガポールの街や海を眺めながら機内食です。
まずは前菜。

海老やゆで卵、野菜などが盛り付けられていました。
メインも海老を使った料理で、黄色い穀物系の付け合わせと温野菜が添えられています。

料理の正式名称までは記録が残っていないので、ここも写真で分かる範囲だけ。
2025年はシンガポール独立60周年。デザートには、その「SG60」ロゴのプレートが載っていました。

昼便なので機内も明るく、前日のSQ011とはまた違った雰囲気です。
こちらもフルフラットでひと休み
食事のあとは、こちらもシートをフルフラットにして休みます。

B777-300ERほどの圧倒的な広さではありませんが、横になってしまえば十分快適です。
モニターにはマーレへ向かうフライトマップ。
昼間の空を飛びながら少し休んでいるうちに、目的地がかなり近づいてきました。
もうちょいで着陸です。
念願だった、昼間のモルディブ着陸
2011年から通っていても、昼の到着は初めて
マーレが近づいてくると、窓の外にモルディブの環礁が見え始めました。

実は今回、B777-300ERのビジネスクラスと並んでもうひとつ楽しみにしていたのが、この昼間のモルディブ到着です。
モルディブには2011年から、コロナの時期を除いてほぼ毎年来ています。
ところが、これまでの到着はいつも夜。
出発も昼間だったことは一度しかなく、明るい時間に上空からモルディブを眺める機会はほとんどありませんでした。
せっかく何度も来ているのだから、一度くらい昼間に着陸してみたい。
今回ようやく、それが実現しました。
環礁が見えてくると、一気に「これから始まる」感じに
高度が下がってくるにつれて、青い海の中に点在する環礁がだんだん大きく見えてきます。
さらに降りていくと、ターコイズブルーのラグーンや島々がはっきり見えるようになってきました。


これが見たかった景色です。
夜の到着だと、窓の外はほとんど真っ暗で、空港に着いてから「ああ、モルディブに来たんだな」という感じになります。
でも昼間は違います。
上空から環礁や海を眺めながら降りていくので、着陸する前から一気に「これから旅が始まる」感じがします。

何度も来ているモルディブなのに、このときはかなりテンションが上がりました(笑)。
やがてマーレ周辺の街や橋が見え、ヴェラナ国際空港へ着陸。

着きました。

乗ってみたかったB777-300ERに乗るために必要より14時間早く出発し、シンガポールでは約10時間の乗り継ぎ。
ずいぶん遠回りな往路でしたが、最後は念願だった昼間のモルディブ到着まで楽しめました。
目的地に着くまで含めて、かなり満足度の高い往路でした。


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