貝母(ばいも)

生薬
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何者か

ユリ科アミガサユリFritillaria verticillata Willdenow var. thunbergii Bakerの鱗茎

鱗茎とは、地下茎の一種でタマネギのように養分を蓄えた葉が厚くなって茎の周りに重なって集まっている物のことです。貝母には浙貝母と川貝母があり日本では主に浙貝母が使われています。

使われている処方は多くありません。

使われ方

  1. 鎮咳・去痰 熱性の咳嗽に使う。
  2. 化膿性のできものでまだ排膿していないものや、解消していないものに用いる。

貝母+桔梗で排膿、消炎解毒、粘稠な痰をのぞく効果、貝母+杏仁で咳と痰を治す効果、貝母+麦門冬で肺を潤し咳を止める効果があります。

成分

  • バーチシン
  • バーチシノン
  • バーチシリン
  • フリチラリン
  • ペイミノシド

この生薬が使われているエキス剤

清肺湯  滋陰至宝湯  など

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