2018-11

生薬

半夏(はんげ)

何者か サトイモ科カラスビシャクPinellia ternata Breitenbachのコルク層を除いた塊茎 使われ方 咳を止める。特に痰がらみの咳の湿りをとって、痰を切り咳を止める。胃の機能を調え、胃に水がたまるのを治し、吐き気を止める...
エキス剤

大柴胡湯(だいさいことう)

処方する患者さんのイメージ がっちりした人で脇腹が張って苦しい、便秘がちな人のあれこれに使います。体内部にこもっている熱を冷まし炎症を取るために使う薬です。 具体的な症状としては耳鳴り、肩こり、高血圧、吐き気、嘔吐、不眠などです。肥満症にも...
エキス剤

六味丸(ろくみがん)

処方する患者さんのイメージ 生殖機能(生命力そのものも含む)と泌尿器の機能が弱って元気がない人に使います。(腎虚用の処方) 八味地黄丸から派生した処方です。八味地黄丸から温める薬である桂枝と附子が引かれてできました。 男性の更年期障害みたい...
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生薬

附子(ぶし)

何者か キンポウゲ科ハナトリカブトAconitum carmichaeli Debeaux、またはオクトリカブトA. japonicum Thunbergの塊根。 有名な毒草トリカブトの根です。日本で使われている物はすべて加工されて毒性が低...
生薬

牡丹皮(ぼたんぴ)

何者か ボタン科ボタンPaeonia suffruticosa Andrewsの根皮。よく知られた花の牡丹の根の皮です。 使われ方 血の巡りが悪いことによる頭痛、腹痛、腰痛、月経不順、月経痛を治す。出血や鬱血を伴う発熱を治す。 成分 ペオノ...
生薬

沢瀉(たくしゃ)

何者か オモダカ科サジオモダカAlisma orientale Jazepczukの塊茎。 僕は知らなかったのですが、家紋にも使われるわりとポピュラーな植物のようです(沢瀉紋)。 使われ方 体内に余分にたまった水を排尿によって治す(除湿・利...
生薬

山薬(さんやく)

何者か ヤマノイモ科ヤマノイモDioscorea japonica ThunbergまたはナガイモD. batatas Decaisneの担根体です。 生薬としてはヤマノイモもナガイモも一緒にあつかわれます。流通しているのはほとんどがナガイ...
生薬

山茱萸(さんしゅゆ)

何者か ミズキ科サンシュユCornus officinalis Siebold et Zuccariniの偽果の果肉。 春に黄色い花を咲かせる木です。秋に赤い実がなります。その実の種を取り除き乾燥させた物です。 使われ方 汗を止める。 強壮...
生薬

地黄(じおう)

何者か ゴマノハグサ科アカヤジオウRehmannia glutinosa Liboshitz var. purpurea Makino、またはR. glutinosa Liboschitzの根。 使われ方 体の水と血を補う。熱を下げる。乾い...
エキス剤

八味地黄丸(はちみじおうがん)

処方する患者さんのイメージ 生殖機能(生命力そのものも含む)と泌尿器の機能が弱って元気がない人に使います。(腎虚用の処方) イメージとしては男性の更年期障害みたいな感じです。あとは働き過ぎ、飲み過ぎ、性生活頑張りすぎなど限界を超えてむちゃし...
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