モルディビアンスターズのプリンセスハシーナ号にのってダイビングクルーズに行ってきた記録です。ルートは定番のモルディブダイビングのいいとこ取り王道ルート。2019年11月の情報です。プリンセスハシーナ号の詳細はこちら。
4日目はの様子はこちら。
1本目:ハフサティラ Hafusa Thila
6時起床。母船はMaayafushiのラグーンの中で、朝を迎えていた。
ほどなく1本目のブリーフィング。1本目はハフサティラ。ボトムからボコンと丸い根が立ち上がっている。わりと単純な地形だ。シンプルに潮が当たっている側で、魚の群れやサメなどを狙う。
ドーニに乗ってラグーンを出てポイントへ。
エントリー。エントリーしてすぐ中層でフュージュラーの群れに巻かれる。
トップからウォールにかけてはものすごい数のアカモンガラ。
しばらく、流れの影響を受けにくい壁のボトム側で魚たちを待つ。イソマグロや、グレーリーフシャークが通り過ぎて行く。
徐々に深度を上げてトップ側に。流れがあるのでカレントフックをつける人も。捕食者達がバンバン狩りに入ってくる。その度に魚たちが一斉に動き、それが「ドンッ」という音になって体に響いてくる。
アカモンガラが作るテクスチャの背景の中をサメたちが泳ぐ。こういう絵が好き。
トップを流れに流されながらモルディブクマノミやキンギョハナダイを眺めてエキジット。満足の1本。潜水時間52分、最大水深28.4m、水温29.4度
朝食
今日のパンはハムと葱のサンドイッチ的な一品。
2本目:ラスドゥーマディバル Rasdhoo Madivaru
朝食後、母船はアリ環礁内を北北東に進み、さらに環礁を越えてラスドゥ環礁に渡った。ラスドゥ環礁は行政上の区域でいえばアリ環礁に属するが,地理的にはアリ環礁と少し離れた独立した小さな環礁だ。古くから居住者がいて、北アリ環礁の行政の中心地でもある。
ダイバーの視点からはラスドゥマディバルという美しくて、ダイナミックなモルディブ屈指のダイビングポイントある重要な環礁だ。細長いリーフを挟んで美しい白い砂地と、ギンガメアジや大物がわいてくるドロップオフが同居する、独特の地形が特徴だ。早朝はドロップオフでハンマーシャークを狙うこともあるポイントだが、今回は日の高い時間のダイビングとなった。
エントリ-。早速ドロップオフ側からギンガメアジの隊列が立ち上ってくる。
リーフに沿ってのんびり進むと向こうからナポレオンフィッシュがやってきた。比較的人慣れしているのがあまり逃げずに堂々としている。悠然とすれ違った。
しばらくすると、今度は砂地側からギンガメアジのお出まし。
すれ違ったナポレオンフィッシュが戻ってきていい具合に交差してくれた。
さらにリーフの上を行く。
珍しくブラックフィンバラクーダの群れが登場。
ギンガメアジと交差。
エキジットまでバラクーダと一緒に泳いでみた。ラスドゥマディヴァルらしい細長いリーフを入れての1枚。
透明度の高い水と光にも恵まれて素晴らしいひとときだった。潜水時間46分、最大水深28.1m、水温29.3度
昼食
今日もアイスクリーム付き。インスタントコーヒートッピングやはりおいしい。
昼食後、母船は再び環礁移動をして北マーレ環礁へ。空港島の停泊場に戻る。明日下船の人たちは、今日の2本目でダイビング終了だ。残りのダイビングは空港島から行ける範囲の北マーレ環礁のなかのポイントとなる。
3本目:フィッシュタンク Fish Tank
3本目は北マーレの魚工場のある島のリーフへ。工場から投棄される残飯を目当てに巨大なエイやその他魚が群舞しているというポイント。夕暮れ時になるとギターシャークがわりと頻繁に現れるということでギターシャークを狙いに潜った。
エントリー。流れ強め。浅いところはボートが行き交って危ないので、水深10mよりも浅いところに行かないように気をつけるとルール。基本的に着底してエイ達の群舞を観察。いいポジションと姿勢を取って流れに流されないようにする必要があった。
とにかく大きなエイと魚がぐるぐると辺りを旋回している。
エントリーして30分。ちょっと飽きてきたなー、と思っていた頃に水の中のざわめきを感じた。下の方でギターシャークが出たのかもと思って、ガイドさんをみると、リーフから離れて砂地に行こうと合図があった。着底したままリーフのスロープを下りて砂地へ。そこにはギターシャーク狙いのダイバー達が流されないように、悪戦苦闘しながら砂地にへばりついていた。
ちょっと混んでいるのでダイバーがいなくて空いているところを狙って流れの上流に移動。指示棒を砂地に突き刺し体を固定したまさにそのときに、流れの上流からギターシャークがやってきた。まさにベストポジション。こちらに向かって来たかと思うと、真横をすり抜けて去って行った。近すぎてズームレンズのワイド側で撮ったにもかかわらず自分のフィンが写ってしまうしギターシャークが入りきらないほど接近して通り過ぎて行った。
見直すとたった6秒の出来事だが、その6秒でこのダイビングは成功だったといっていいと思う。素晴らしい嗅覚のガイドだった。
満足のうちにエキジット。マジックアワーのなか、空港島に停泊している母船に帰って行った。潜水時間44分、最大水深14.1m、水温29.2度
夕食
洋風。ラザニアやポテト、ピラフ、ポタージュ。デザートにはシェフ特製の記念ケーキ。毎回記念ごとには楽しいデザインのケーキが出てくるのがうれしい。
皆で記念写真を撮って、飲んで、全員がそろう最後の夜を楽しく過ごした。明日はいよいよ最終日。
6日目に続く
コメント