冬休みに青森県三沢にある温泉旅館、青森屋に行ってきました。当初は1歳10ヶ月の息子を連れて親子3人で予定でしたが、両親に声を掛けてみたら行きたい!とのことで急遽5人での旅行になりました。
1日目
現地まで
僕ら親子3人は、小さい子連れで移動の楽さを考えて飛行機を選択。羽田空港から三沢空港まで1時間20分。そこから送迎バスで15分ぐらいです。両親は新幹線と在来線を乗り継いでの旅。東京から八戸まで新幹線、八戸から三沢までが在来線。乗り換え込みで3時間半ぐらい。三沢駅からはバスの送迎で10分ぐらいです。
羽田から三沢へは1日3便で、1便目は8時20分発、9時40分着。2便目は13時55分発15時15分着。2泊3日の旅、せっかくなら現地の時間を長く取りたいので、少し早いですが、1便目を選択しました。
家を出たのは6時半。息子の朝ご飯はパンにして、どこでも食べられるようにしておきました。僕らは空港で弁当を買って機内で食べることにしました。
リムジンバスで羽田空港に到着。思いの外時間がなくてチェックインがぎりぎりに。並んでいる間に息子にパンを食べてもらいます。手荷物検査のあと弁当を買って搭乗口へ。たどり着いてすぐに搭乗となりました。機体はボーイング737-800。通路1本、座席の並びが3-3の小さな飛行機です。
機内でもらったシールセットで遊ばせつつ。交代で朝食。そうこうしているうちにあっという間に着陸しました。ぐずることもなくて一安心。
ターンテーブルで荷物を受け取ってロビーに出るとお迎えの人が立っていました。小さな空港ですのでお迎えの人が見つからないことはほとんどないと思います。外に出て送迎バスに乗車。
チェックイン
宿までは15分ほどであっという間です。10時半に宿に到着。フロントの待合スペースに通され、チェックインで係員の人が来るのを待ちます。並ぶ必要はありません。ほどなくチェックイン手続きをして,パンフレットで館内の案内をしてもらいました。本来のチェックイン時間は15時なので、すぐには部屋に入れませんが、準備ができ次第、携帯に連絡してくれるようになっていました。
囲炉裏端ラウンジ
ひとまず、荷物を預けて一休みするためにラウンジへ。青森屋には2つのラウンジがあって、こちらは囲炉裏端ラウンジ。無料です。僕らと同じ朝の飛行機で到着した方達が何人かいましたが、特に混雑することもなく,広々としてくつろげました。ギャラリー風の本棚がオシャレです。
ソファー
囲炉裏
麦茶とコーヒーメーカー。
大きなテーブル席もありました。
公園
一息ついたところで昼食前の運動に公園散策しました。青森屋の敷地は72ha。東京ドーム15個分とでびっくりするほど広大で、その大部分が公園になっています。
ホテル入り口前にいた雪ん子さん。
馬車が止まっていたので記念撮影。
沼を眺めながら浸かれる足湯。タオルが置いてあるのでふらっと立ち寄っても浸かることができます。ただ寒いのか誰もいませんでした笑
沼のほとりの遊歩道をてくてく歩きます。
津軽金山焼回廊
浮見堂。ねぶたが常時設置されていて夜になるとライトアップされます。ホテル内のバスを運転している運転手さんから聞いたのですが、浮見堂の扁額の文字はなんと岡本太郎さんが書いたとか。青森屋と奥入瀬渓流ホテル、今は星野リゾートの経営ですが、買い取られる前の元のオーナーと岡本太郎さんには縁があったようで、2つのホテルには岡本太郎さんの作品がたくさんあるようです。もうちょっとリサーチしてから行けばそういう視点で宿を楽しめたかも。
ポニーの家でポニーの食事を見学。同じ敷地にそりが置いてありました。雪山も作られていて遊べるようになっています。
楓林橋。
橋を渡ると上り坂です。南部曲がり屋の前に出ます。ここは朝食とディナーをいただくことができる離れのレストラン。
津軽金山焼回廊から南部曲がり屋までの道は所々凍っているので注意が必要でした。冬に行く場合は滑りにくい靴で行った方がいいです。
ふれあい牧場で馬車馬の見学。
移築した渋沢邸の門の前を通り過ぎて、
ホテルに戻ってきました。
ヨッテマレ酒場
散策から戻ってきてお昼を食べることにしました。青森屋でお昼に食事をできるところはヨッテマレ酒場だけです。昼間は近郊に出かけて街で食べる人も多いからかもしれません。今回は息子が小さいので3日とも宿の外には出ずにのんびりと過ごす予定なので、メニューのバラエティは気になるところでしたが、まあ2,3日過ごすには問題ない感じでした。
初日は生ほっき丼としじみラーメンを選択。息子には僕らの物をお裾分けしつつ、も持ってきたベビーフードを。小皿を頼んだら快く持ってきてくれました。13時頃、食事中に電話がかかってきて部屋の用意ができたとの連絡。ちょうどいいタイミングでした。
部屋:おぐらみ半露天風呂付
部屋は、小さな子供がいて、自分たちのタイミングで気兼ねなく温泉に入れる温泉付きの部屋にしてみました。ただ、共用の温泉も小さな子供の入浴可ではあったので、普通の部屋でもよかったかなと笑。広々とした部屋で息子が楽しく遊び回れるのがよかったです。
玄関スペース。なかなか広くてよい。鍵はオートロックではありません。
寝室兼リビング
寝室のアメニティー。金庫あります。冷蔵庫あります。
掘りごたつのリビング団らんスペース。
半露天風呂
風呂につながる戸に鍵はなかったですが、最初開けるときにわりと抵抗があるような作りで息子は勝手に開けられなかったですが、開けられる子もいると思うのでちょっと注意が必要かもしれません。
風呂から見える景色
脱衣所・洗面台
ここで両親到着。相方は母とホテルメインの露天温泉へ。僕は息子と昼寝。息子が起きたところで、部屋の温泉に入りました。やはり移動がないのはとても気軽ですね。
みちのく祭り屋
初日の夕食はショーレストラン、みちのく祭り屋へ。ここは18時45分に一斉に入場します。食事をしてからショーを見るスタイル。入場の少し前から会場の入り口前にある売店前の広場でサービスのリンゴ酒かリンゴジュースがふるまわれるので、まずはそこで一杯。
入り口
階段を上るとあらかじめ指定されている席に案内されます。
前菜
メインはせいろ蒸しのお重です。
子供用セットもあります。量はけっこう多かったです。
ショーは津軽三味線から。
様々な青森の祭りのお囃子が披露されます。
舞台での公演はもう少し人がいた方が賑やかでいいんじゃないかなと思いましたが(笑)、ねぶたが、目の前でねぶたが引き回される様子や、観客も参加してのフィナーレは盛り上がりました。
ショーが終わった後は、いろいろ記念撮影。
ショーレストランでのショーのあとも売店前の広場でショーをやるのでそれを少し見て、解散。部屋に戻りました。
息子が寝てから売店に買い出し。部屋の掘りごたつスペースでゆっくり一杯やって一日目終了です。お酒の自販機はないので、買い出しは売店が閉まる前に行かないといけませんので気をつけて。
2日目
のれそれ食堂
2日目の朝は7時起床。ビュッフェ形式のレストランです。洋食から和食まで品数は豊富。目玉は自分で作れる海鮮丼。子供用の食事もありました。
のんびりくつろぎの時間
食後はのんびりと。売店前広場で記念撮影。
両親の部屋におじゃましました。窓から線路の見える部屋で列車が通るたびに息子は大喜び。
街まで出るのはやめて、もう一度一家3代で公園を散策。気分をかえて前日とは反対回り
お昼はヨッテマレ酒場へ。父と昼間から1杯。
午後は息子にあわせて一旦昼寝をしました。昼間から飲んでお昼寝は最高です(笑)
昼寝から起きた後は、交代で宿のメインの露天温泉に。
思う存分のんびりしました。
南部曲屋:夕食
夕食は南部曲屋へ。敷地内にある古民家を改装して作ったレストランです。17:30からの回を予約しました。5分前にホテルロビーに集合して送迎バスで移動します。
入り口を入ると囲炉裏のあるスペースを通って、席に案内してもらえます。
他のグループは囲炉裏の部屋を出て右に曲がっていきましたが、我々は左へ。
我々が通された部屋は他のグループの人たちもおらず、やたら広くて豪華な雰囲気でびっくり。特に部屋はリクエストしていませんでしたが、小さい子連れだったので考慮してもらえたのかもしれません。うれしい驚きでした。
まずは記念撮影。
子供用お膳。ボリュームたっぷりで以下にも子供が好きそうな物がたくさん。
お品書き
前菜から
お椀
お造り。雪山をイメージした演出。
焼き物。田楽とからすみ大根。
揚げ物
台の物。牛肉のステーキでした。赤身なのに非常に柔らかくて美味。
お食事。とろろ蕎麦。
デザート。
結婚記念と相方の誕生日でサプライズのケーキを用意しておきました。なかなか好評でした。写真は上下反対に撮ってしまったけど笑
子連れに加えて記念日でもあったので部屋を考慮してもらえたのかもしれません。
ゆっくり食事をしたあとは、お茶を飲みながら浮見堂に設置されたねぶたを見ながら、くつろぎつつ、迎えのバスを待ちます。
お迎えが来たところで古民家を後にします。雰囲気、味ともに満足のディナーでした。
3日目
元湯
3日目の朝は朝食前に敷地内にある公衆浴場の元湯へ。宿泊者は利用無料です。ロビーから巡回バスに乗って、敷地の入り口近くの温泉へ行きます。
なかなかレトロでオシャレな雰囲気の入り口。
中は写せませんが、こちらもレトロでいい雰囲気でした。息子と朝風呂に入ってしゃっきりしました。
南部曲屋:朝食
朝食は南部曲屋へ。
お品書き
焼き魚がおいしかった。
子供用セット
ゆっくりくつろぎながらの朝食はデザートで終了。
あおもり工房
ホテルに戻って、午前中は予約していた工芸品の製作体験へ。相方は刺繍、僕はキンギョねぷたの絵付け、母は八幡馬の絵付けに挑戦。
1時間ぐらいの時間でだいたい完成する工程に調整されているので手軽に挑戦できます。作成した物がそのままお土産になるので、お勧めです。
息子は爺に面倒見てもらいつつ、近くで見学したり、あきたらその辺りを散歩したりして過ごしてもらいました。
チェックアウト~自宅へ
両親は新幹線で出発が少し早いので、お見送り。
最終のチェックアウト時刻は12時です。僕たちはゆっくり帰り支度をしてチェックアウト。
昼食はやはりヨッテマレ食堂へ。ご飯、唐揚げ、味噌汁のシンプルな昼食で笑
三沢空港からの飛行機の時間にあわせて送迎バスに乗ります。15分ほどで到着。
三沢空港
いたってシンプルな作りの空港。三沢基地と共用なので、訓練中の戦闘機の爆音が鳴り響きます。
空港部分と基地部分の境には柵があって民間機が出入りするときだけ開閉するという珍しい光景が見られます。
帰りの飛行機は座席の並びが2-3の小さな飛行機。2列席へ。3列席だと息子がぐずりだしたときのために通路側にすることが多いですが、2列席ならその心配なし。息子に思う存分窓からの眺めを見せることができました。
あっという間に羽田空港に到着。2泊3日の旅が終わりました。
コメント