パプアニューギニア、ダイビングの旅in ケビエン:3日目

ケビエン
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朝食

6:00起床。昨日と同じ、食パン、ソーセージ、ベーコン、オムレツをオーダー。撮影前に食べてしまうという失敗(笑)

1本目:ピーターズパッチ Peter’s patch

出航は8:30。素晴らしい天気の中、内海を抜けていく。

本日1本目はピーターズパッチ。南のビスマルク海に出たところにある、L字型の隠れ根だ。

L字の深い方の辺からエントリー。透明度はまあまあ。流れはさほど強くなく、潮のあたるリーフを進んで行く。深い方の辺はだいたい20mから15mぐらいの深さだ。南からの流れの時は辺に直角に潮があたるのでリーフに沿って泳いで行くだけで、潮当たりがよく魚が集まるところをずっと楽しむことができる。

ソフトコーラル、ハードコーラルが美しいリーフ。

たくさんの生き物が次から次へと現れる。

進んで行くうちに、遠くに大きなサメのような生き物が出現した。じーっと見ているとどうも、サメじゃない。昼間のサメのようにのんびりではなくもっと活発に泳いでいるように見える。眺めているとだんだん近くに寄ってきて正体が判明。イルカだ!もう前回が何年前か忘れたぐらいのダイビング中のイルカ。興奮のアドレナリンが出る。向こうの方が潮の上流にいるので、近づくのはまず無理。リーフと一緒に撮れたら最高!と、ドキドキしながら期待したが、さすがにそこまでの幸運は訪れず。肉眼だとわりと大きく見えるのだが、写真に撮るには遠すぎる。証拠写真ぐらいは撮ろうとしたが、コントラストがなくてオートフォーカスが効かず断念した。写真は一緒に潜った方にいただき、トリミングしたものだ。

イルカに別れを告げ、さらにリーフを進むと今度はギンガメアジの魚群が出現。本当に賑やかなリーフだ。

L字の角を曲がると今度はリーフに沿っての流れ。流れにのってリーフを行く。リーフの水深は徐々に浅くなる。リーフトップの美しいサンゴと魚たちに癒やされながらエキジットした。

水面休息

1本目が終わり、ボートは内海側へ少し移動。島と島の間のチャネルへ。チャネルにはサンゴと白砂の広大な浅瀬が広がっていて、青、碧、緑、エメラルドグリーンの美しい世界となっていた。まさに南国の休暇だ。

のんびりしてもよかったが、あまりに美しいので、結局いてもたってもいられなくなり、休憩の時間ずっと半水面撮影していた。

2本目:マトリックス

水面休息が終わり二本目へ。ポイント名はマトリックス。水面休息をしたチャネルの浅瀬はチャネルに沿って、エッジがドロップオフになっているのでそこを流れに沿って潜る。潮通しがよいチャネルで、ウミウチワのがいたるところに映えているのが見所とのことだった。ときどきマンタも出るというので期待して潜る。

エントリー。ブリーフィング通り、ウミウチワがたくさん。

パープルビューティーの群れも美しい。

ゆったりとした流れにのんびり流されながら美しい壁を眺めた50分。マンタは出なかったがそれでもよし。

昼食

宿に戻って昼食。なんだかいい色のガーリックブレッド。2回目に出てきたときは普通だったから単に焼きすぎただけだった笑。トマトと野菜のパスタ的な一品。

3本目:エチューカパッチ Echuca patch

14:30出航。今度は北側のポイント。北からの流れになるので北側のポイントの透明度がよくなるのだ。ポイントはエチューカパッチ。ケビエンを代表するポイントだ。今回は3本目なので、深いところはパスしてリーフトップの、ガイドさん曰くサンゴの美しい「シャローパート」を流れにのって潜る計画だ。浅場の美しいサンゴを想像して、28mmの単焦点レンズをセット。

エントリー。流れは強い。そして、シャローパートと言っていたが、けっこう深い。潜行した場所のリーフトップは23mだった笑。ソフトコーラルが独特な景観を作り出している隠れ根にバラクーダの群れが旋回する。想像していた癒やしの光景と全くちがう、アドレナリン系のポイント。レンズの選択を誤った感はあったが、興奮系のポイントは好きなので、ダイビング自体を楽しみつつ、チャンスがあれば撮影しようと気持ちを切り替えた。

ハードコーラルもバラエティ豊かでダイナミック。

隠れ根の一番浅いところには黄色のソフトコーラルが群生。

リーフの一番浅いところにはフレンドリーで好奇心旺盛なツバメウオが群れていた。安全停止中、ダイバーの周りを手が届きそうな距離でぐるぐると回ってくれた。

全く想像していた癒やし系とは違ったが、面白かったのでよしとしよう笑

リセナン島:半水面写真にチャレンジ

4本目のハウスリーフダイビングはパス。実は昼食のあとに、昨日半水面撮影をしようとしてダイビングで近づけなかった場所がどんな感じか見ておいたのだが、かなり浅い場所で潜らなくても撮影できそうなところが見つかっていたのだ。フィン、マスク、シュノーケルとカメラだけ持って、島の反対側へ歩く。ちょうど自分のコテージの先にあるビーチから海に入っていく。

自分が陣取れるだけの広さのサンゴのない砂地があって、かつ、島やサンゴがいい感じにレンズに入る位置を探す。よい位置を見つけたら、あとは無心に何回もシャッターを押す。もちろんいいのが確率高く撮れるよう、タイミングは見るが、水面の様子や、はねた水がカメラを入れたケースについて写らないかどうかは偶然に左右される部分が多い。今回はカメラの位置に頭をあわせるために、あぐらをかいて少し背中を丸め、そしてシュノーケルでの呼吸しながらの撮影で、なかなかの修行だった笑

西日を浴びての撮影。せっかくなので夕暮れ、マジックアワーでも撮りたくなったので、設定を日没に向かって変わり続ける光にあわせて調整を続けながら撮影を続ける。夕暮れ時になり、 欧米人ゲストが ビールを片手にサンセットを楽しむためにビーチに。ビーチから見たらかなり怪しげだったとは思うが、その想像は日本人の自意識過剰で、きっと向こうは何とも思ってないはずだ(笑)。おぼれていると間違えられないようにだけ注意しながら、日が暮れて満足いくまでシャッターを切った。

満足のうちに水から上がったが、器材を水から出してしばらくすると少しケースが曇った。嫌な予感がして確認すると、少しだけカメラのケースが水没していた。 手入れをして、問題のありそうな箇所をすべて確認するも決定的におかしなところはなかった。 砂が多く、浅く、そして波でずっと不規則に揺らされるところでずっと撮影していたせいだろう。明日の1本目は注意が必要だがきっと大丈夫だろう。そうこうしているうちに夕食の時間となった。

夕食

ここちよい疲労感を感じながら、レストランへ。今日のディナーのうれしい驚きは、皿いっぱい並べられた生牡蠣だ。昨日の牡蠣フライにも驚いたが、今日は生牡蠣だ。とても大きくて厚いものから小ぶりな物までいろいろ。種類が違うのかもしれない。あたってしまう危険もありダイビングもまだ3日もあるが、それはそれはおいしそうに出てきたので、まあ、仕方ない笑。早速いただく。濃厚でおいしかった。メインはタルタルソースがかかった鶏肉。もちろんおかわりした。

食事をおいしくいただき、会話もはずむ。和やかな雰囲気を楽しんだあとは、早めにコテージに戻り、一息ついて夕食前にできなかった写真の整理。半水面写真もうまくいってそうなのでうれしい気持ちのまま就寝。

4日目へ続く

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