出航まで
深夜便移動の疲れから20時に就寝して7時に起床。11時間ノンストップ睡眠。11時間も寝て、さすがに気分爽快になった。今日は8時15分にショップ集合だ。ささっと顔を洗い。朝食へ。宿のレストランで和定食をいただく。部屋に戻り準備。昨日失敗したバッテリーもしっかり充電できている。午前中は外洋に側に出るので、水中景観や大物を撮る用のワイドレンズを装着して持っていく。ワイド撮影用には8-15mm魚眼、17-40mmズーム、28mm単焦点の3種類のレンズを持ってきたが、初めての海なのでどんな景色か想像がつかない。一番つぶしがきく17-40mmを選択した。
撮影機材を持ってショップに移動。カメラ機材は陸上で持つとずっしり重い。しかし徒歩3分なので、全く苦にならず到着した。今日もガイドはMacMacさんだ。準備をしてボートに乗り込む。僕以外のゲストは3人。1人は精悍な感じの西洋の若者。残りは中国からの2人。中国からの2人は水着にもなっていなかったので、どうしたのかなと思っていたら、途中で島に下船してそこで着替えて、オープンウォーターのトレーニングを始めるとのことだった。ということでファンダイビングは2人。各々にガイドが1人ずつつく贅沢なダイビングとなった。
Hole in the wall
湾を出る。雲が多くてやや暗い。海面はやや緑の色調を帯びているので透明度はそれほど期待してはいけない状況。少々残念だが仕方がない。1本目はHole in the wallというポイント。水温はそこそこ冷たいが、昨日の反省を生かしてフードを使っているのであまり気にならない。予想通りの透明度でよくて15mという程度。細かい浮遊物の影響で緑の光が強い。しかし景観は自分好みでMacMacさんに、「カラフルなのが好き、ハナダイいっぱいとソフトコーラルいっぱいがいい。」、と伝えておいたが、本当にその通りの場所だった。もちろん透明度を高ければクリアな絵が撮れるのだが、透明度があまりよくなくても撮り方によっては逆に柔らかい写真が撮れるのでそれはそれでよい。どちらにしても撮影は楽しい。夢中で撮影して終了。
水上バー
水面休息にサバンビーチという半島の先端にあるビーチに移動した。サバンビーチはプエルトガレラで一番にぎやかなビーチだ。そこに湾に浮かぶフローティングバーがあり、ボートを着けて乗り移る。40ペソ(80円)でインスタントコーヒーを淹れてもらい一服。こういうときはたっぷりミルクと砂糖をいれたコーヒーが好きだ。
West Escarceo
1時間ほど休憩して2本目。West Escarceo。1本目の隣のポイントで同じような風景が広がる。心引かれた場所がいくつかあり、そこを集中的に撮影して楽しんだ。
午後。Manila channel outside
2本終了したところで一旦港に戻る。宿で昼食。13時半にショップ集合。午前中も一緒だった若者も一緒。あらたにアジア系の若いカップルも一緒になった。カップルの男性は話し好きな人で西洋の若者とぺらぺらの英語でマシンガントークしてながら移動。女性は男性と時々英語と中国語。そして驚いたのが西洋の若者も中国語もぺらぺらだったことだ。
午後は内海で小さな生物狙いのダイビングだ。新しいライティング機材も今度は準備万端である。3本目はManila channel outside。ウミウシがたくさんいた。MacMacさんによると沈船があり中にElectric scallopがいるとのことだったが、ウミウシ撮影に夢中で行く時間がなくなってしまった。ライティングの試行錯誤が面白くて時間が全然足らない。
Giant clams。下船
4本目はGiant clams。引き続き小物狙いのダイビングをした。ここもライティング遊びに夢中だった。
4本目を終了して帰る途中で、朝、中国からの2人を降ろした島に寄る。島でプール講習をしたようだ。楽しそうに乗ってきて、猛烈な勢いで僕に中国語で話しかけてきた。中国人認定獲得。早すぎてわからないので、「すみません、聞き取れなかったです。僕日本人なんです。」と中国語で言ったら、ちょっとゆっくりになったけどやっぱりあんまりわからなかった。「どうでした?楽しかったですか?」と聞いたら「楽しかったよ」と返事をもらえたのでそれでよしとした。結局僕以外のゲストはみんな英語か中国語がぺらぺらなので、一番コミュニケーションが不自由なのは僕で、ちょっと緊張してエネルギーを消耗してしまった(笑)。
ボートを下りて片付けしながらみんなと談笑。西洋の若者はロシア出身でロシアと中国の大学を出て上海在住で仕事していると。カップルの男性は中国系アメリカ人。女性は広州出身で今アメリカに住んでいるとのことだった。中国からの2人は北京在住でハルピン出身だった
アフターダイブ
宿のダイニングで夕食をいただく。プエルトガレラがお気に入りで何度か来ているというご夫婦と、定年後、ヨットを日本からプエルトガレラまで渡ってきたという男性とご一緒させていただいた。ヨットで海外に渡っていく話は入国審査や沿岸警備隊とのやりとりなどとても興味深かった。オーナーの琴さんも途中から参戦。楽しかったので予定よりもビールを飲んでしまった。上機嫌のままベッドに入り2日目が終了した。
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