バリ:ダイビングサファリ日記。第5日目:トランベン、アメッド

バリ
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インドネシア、バリ島。ダイバーにとっては、島中に潜っておきたいポイントが散らばっている。全部行ってみたいけど、そんなにしょっちゅうは休みは取れない。ということで、1週間の夏休みで一気に回ろうという欲張り企画のトランベン・アメッド編

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Day5:トランベン、Melasti

トランベンで朝を迎えた5日目。1本目はホテルのビーチからエントリー。有名な沈船リバティー号もここからエントリーだが、リバティー号は明日の早朝にとっておき、今日は小さな生物用レンズで別のポイントに潜る。ポイント名はMelasti。

シガラジャと同じく黒い砂と石のビーチ。海底の生物の撮影がしやすい。

潜って最初に出会ったウミウシ。いきなりなんとも奇抜な装い。

定番ニシキフウライウオ。3つのひれをすべて開いているところをとるのが美しいのだけど、なかなか開いてくれなくて、難しい。今回もあと一息。

カミソリウオ。ニシキフウライウオと同じカミソリウオ科の魚。ニシキフウライウオより地味なので、きれいな写真を撮るのが難しいが、背景に助けてもらった。

これもウミウシ。ドーナツ型が面白い。ウミウシは同じ仲間でも形も色も千差万別。インドネシアにはカラフルなウミウシがたくさんいて興味深い。

いままでに出会った、東南アジアのローカルのガイドさんは目がいい人が多かった。デレックさんも例外ではなく、小さな面白い生物を次々と見つけてくれる。そしてインドネシアは小さなおもしろ生物の宝庫。カラフルな生物も多いし、背景のサンゴやホヤもカラフルな場所が多い。そうした生き物を観察したり、撮影したりするのは、他の何にも代えられない楽しい時間だ。

アメッド

1本目を終え、少しだけ移動。7,8km離れたAmedに向かう。ホテルの敷地内のダイビングステーションで準備をする。

Amedも知られたダイビングデスティネーションで、小さな生物の宝庫。珊瑚礁もきれいでシュノーケルにも向いている。ここも黒い砂。バリの北の海岸は東半分は黒色をしている。火山が並んでいるので溶岩からできた砂なのだと思う。

Café Gram

1本目のポイントはCafé Gram。小さい生物狙いで潜った。水温は温かい。

カサゴ系の幼魚。

タテジマキンチャクダイの幼魚。模様が印象的で美しく撮りたいが、いつもひらひらしていて難しい。警戒心も強いので、撮りたいオーラを出して近づくとすぐに隠れてしまう。

カエルアンコウの幼魚。ダイバーに人気の魚。

エキジット近くになってトオアカクマノミと出会う。周りで小魚の大群がキラキラしていてお気に入りの1枚になった。最大深度は26m、75分の水中散歩を楽しみ、エキジットした。

水面休息

昼食をとり、たっぷり2時間水面休息時間をとる。レストランのあるホテルの中庭に卓球台があった。ルカさん、デレックさんと南国の日差しのなか卓球をする。卓球は温泉宿にある娯楽ツールかと思っていたので、まさかインドネシアでイタリア系スイス人とインドネシア人とでやるとは想像していなかった。国際コミニュケーションツールになるとは、卓球もなかなかあなどれない。

Pyramids

思いのほか真剣にやってしまい、体がだいぶ熱くなった。ほてった体を冷ますかのように、本日3本目のダイビングを開始。ポイントはPyramids。三角錐の形の魚礁がおいてあるところがあるので、この名がついた。ルカさんがピグミーシーホースがいるというので、それを見に行くことにした。

ピグミーシーホースの道中、様々な生き物に会う。

キンギョハナダイは南国の海の定番。

イソコンペイトウガニ。ピンクのビーズのような目が好きだ。

クダゴンベ。これもダイバーの人気者。

全然隠れていないが、ウミウシカクレエビ。今までナマコにくっついているのは何度も見たが、ウミウシに乗っているのは初めて見た。

ピグミーシーホースにも予定通り出会えた。やや条件が悪かったので撮影は難しかったが、何カットかは撮れたので満足して浮上を開始。75分ほどのダイビングを終えた。

本日の3本を無事終了して荷物をまとめる。卓球熱が再燃し、再び3人で熱中する。しかし午後になり風が強くなり、何のゲームをしているのかわからなくなったので、早々に切り上げた。

本日の宿もトランベンなので午前中来た道を戻る。

宿に着く。翌日に備えてバッテリーなどの整備。ストロボの電池室が水没していることを発見し、ショックを受けるも、幸い、電池がダメになっただけですんだので、気を取り直して夕食。明日はトランベンのメイン、早朝のリバティー号にカンムリブダイの出勤を見に行く。朝早いのでさっとベッドに入った。

6日目に続く

お世話になったショップさん:http://www.underwatertribe.com/

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