インドネシア、バリ島。だいたい三重県と同じくらいの大きさ、東京都の2.5倍の大きさがある。メインのリゾート、観光地は南部に集中しているが、ダイバーにとっては、島中に潜っておきたいポイントが散らばっている。東のパタンバイ、アメッド、トランベン。西のムンジャンガン。南のヌサペニダ。北のシガラジャ。
全部行ってみたいけど、そんなにしょっちゅうは休みは取れない。ということで、1週間の夏休みで一気に回れないかと、以前バリからコモドへのダイビングクルーズでお世話になったショップさんに連絡してみることにした。
「1週間でバリ島1周ぐるっと潜りたいんですけど、できますか?」
「できます!」
なんともあっさりできるとのお返事をいただき、ダイビングサファリが始まった。
Day1:空港からムンジャンガンへ。
航空会社のスケジュールチェンジで、経由地のシンガポールで一泊。本来なら前の日の夜には到着していたのだけど、朝1番の便に乗って午前中に到着した。空港のゲートを出ると、専用車が迎えに来ていた。が、専用車をみて驚愕。マイクロバスじゃん。もっと小さい車かと思っていた。これにガイドのデレックさんと2人のるのか。何とも優雅な。あと、ショップのオーナーのルカさんも一緒にいられる日程だけ一緒に潜ってくれるとのこと。ルカさんとは2年前のダイビングクルーズで知り合った。陽気で気さくなイタリア系スイス人。奥さんが日本人で日本語もできる。楽しいダイビングサファリになるにちがいない。
今日の日程はとりあえず、西のムンジャンガンへの移動のみ。空港から北に向かい、山越えをする。バリは北半分は東西に山脈が通り、山と高原地帯になっている。ムンジャンガンはその高原地帯を越えて海岸沿いに西に進んだ、バリ島のほぼ端にある小島だ。
左右に棚田を見ながら緩やかな坂道を上がっていった。途中から棚田はなくなって木々が茂る景色に。途中のカフェで軽く昼食をとった。ルカさんが、写真を撮るのにいい滝があるから行こうと言う。ルカさんもフォトグラファー。水中写真も撮るのでフォト派ダイバーのやりたいことを心得ている。写真を撮りたい人にはいいショップだと思う。
滝はバスを降りて山道をしばらく行ったところにあった。滝から来るミストがとても心地よかった。近くには、コピルアクを作っている集落があり、コピルアクのコーヒー豆が天日干しになっていた。ジャコウネコの姿はない。飼ってはいないようだ。一杯注文して一服。もう一つ滝をめぐって、バスに戻った。
滝のあとは3つの小さな湖の湖畔を通る。湖も撮影。
その後は北の海岸におりて西にひたすら進む。ムンジャンガン島のすこし手前のところにあるホテルに到着。シンプルな作りであるけどとても居心地がよさそうなホテルで安心した。
到着したときにはすでに夕方。ドライバーさん、デレックさん、ルカさんは違う宿に泊まるとのこと。チェックインしたところで一人になった。夕飯を手早くすませ、満月の撮影にとりかかる。スーパームーンだったのでいつもより大きいらしいが、普通の機材では特にいつもと変わった感じはなかった。あとは早々に寝て明日のダイビングに備えた。
お世話になったショップさん:http://www.underwatertribe.com/
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