パプアニューギニア、ダイビングin キンベ湾2019: 往路移動編

キンベ
スポンサーリンク
スポンサーリンク

マリンダイビングフェア

フライトは午後だったが、この日は朝から忙しかった。なぜならダイバーの祭典の一つ、マリンダイビングフェアが開催されているからだ。今回はどうしてもこの時期しか休みが取れず、ダイビングフェアや、普段お世話になっているたくさんのサービスさんたちが開催するイベント参加は、泣く泣くあきらめることになった。それでもお世話になっている人たちのお顔を拝見しようと、朝から行動だ。まず、朝9時半にフェア会場近くのカフェに立ち寄る。フェア期間にあわせて、懇意にしているタイのダイビングサービスさんが、店を借り切ってカフェを開店していた。朝食にセンレックナームというタイの麺をいただきながら、しばし談笑。10時には出る予定だったが、くつろいだ雰囲気でついつい長居してしまい、フェア会場に着いたのは10:30。池袋11:04の電車に乗らないといけないので、大急ぎで、知り合いのショップさんをまわる。知っている人全員とはいかなかったが、まあまあ目的を達成して、10:50に会場をあとにして小走りで池袋駅へ向かった。汗だくに成りながら何とか電車に間に合う。予定通り成田空港へ到着。

フィリピン航空PR427便搭乗記

ニューギニア航空の直行便が一時的に休止のため、パプアニューギニアの首都ポートモレスビーへはマニラ乗り継ぎで行く。マニラへはフィリピン航空427便。13:40発だ。

事前にflight awareで調べると、この便はしょっちゅう遅れていることが判明。平均1時間の遅れだ。チェックインカウンターで搭乗券を受け取ると、しれっと搭乗時刻14:05と書いてある。安定の遅延である。これならフェアもっとゆっくりできたなぁ。まあ、スケジュール通りに出発することもあるのでしかたがない。搭乗時刻までゆっくり過ごしていると、乗る便が着陸してきたところが見えた。まあ、これで少なくとも欠航はなさそうだ(笑)。搭乗時刻になったので搭乗ゲート移動。遅れた飛行機あるあるだが、最初に示された搭乗時刻になっても搭乗が始まることは滅多にない。搭乗ゲートに行くとゲート内にパイロットをはじめ、クルーが全員待機していた。あーこれはまだまだだな。そうこうしているうちに予想通り搭乗時刻はさらに遅れて14:45に変更になった。

14:45。ようやく搭乗。機体はエアバス321-231。通路一つのナローボディ。ツアー会社さんにエコノミーで手配してもらっていたが、最安値でアップグレードオークションに入札しておいて、ビジネスクラスに変更できた。シートは広いが旧式。シートモニターなしでiPadが配られてそれを使う方式。リクライニングは30度ぐらい?もし夜の便だったらこれはつらいと思う。この機体で夜便だったらビジネスクラスの意味がない。エコノミーで十分である。まあ昼でもマニラまでならエコノミーでいい気もするけど(笑)。とにかくフィリピン航空の321-231要注意だ。

15:08ようやく動き始める。成田の15時台は離発着ラッシュ時間。案の定、離陸待ちの飛行機の渋滞に捕まってしまった。着陸も多いのでなかなか進まない。結局離陸したのは16:02だった。

フライトは途中多少揺れたが、特に問題なし。食事は洋食を選択。メニューはこちら

食事の後はずっとブログの原稿を書いていた。4時間25分のフライトで、現地時間19:27マニラ空港に着陸した。

着陸後ターミナルに向かうが、途中で止まってしまった。スポットが空いていないので待つ、とアナウンスが入る。そもそもスケジュールからかなり遅れているため、予定のスポットはないのだろう。待つこと33分、ゲートに到着。ターミナル2の国内線側のボーディングブリッジに到着した。国内線側に到着したため、国内線到着客と交錯しないように、通路から、国内線客がいなくなるのを待つことさらに10分、ようやく飛行機のドアが開いた。

マニラ到着。乗り継ぎ。

乗り継ぎ手続きカウンターと、乗り継ぎ用手荷物検査は長蛇の列。乗り継ぎ便に乗り遅れの客や、搭乗時刻ぎりぎりの客であふれかえり大混乱となっていた。他の便も遅れていたのだろう。PR427便も3時間遅れで、メルボルンやジャカルタ、バリなどの乗り継ぎ客を多数抱えていたので、混乱に拍車をかけた。ポートモレスビーへはもともと6時間の乗り継ぎだったので、搭乗時刻までまだ2時間あった。辛抱強く待って乗り継ぎエリアをクリアして搭乗口フロアに上がった。

フィリピン航空、ターミナル2内で国際線同士を乗り継ぐ方法詳細はこの記事の一番最後に。

フィリピン航空PR215便搭乗記

予定搭乗時刻は22:40。搭乗は40分ほど遅れたが、もはや想定内なので、それほど気にならない。ゲート4。バスからの搭乗だ。

機体はエアバス321-271N。成田から乗ってきた便より新しい機種だ。通路は同じく1つの小さい飛行機。シートは新しく、大きめのシートモニター。フルフラットになる。よく眠れそうだ。ただ2人掛けの窓側だったので通路側の人が寝てしまうと、またがないと通路に出られない。空いているときは窓側でいいが、混んでいるときは通路側をチョイスした方が無難だ。

食事のメニューはこちら。

食事の後はひたすら寝て、着陸間際に起きた。ポートモレスビーの丘陵地帯を眺める。昨年の8月に見たときは一面茶色だったが、今日は鮮やかなグリーンに覆われていて美しかった。到着は現地時間午前7:30。遅れはほとんどなし。

到着ビザ(Visa on arrival)の列に並んで入国審査をする。到着ビザは特に手数料を払う必要がなく、入国審査の列で、Visa on arrivalの表示にあるところに間違えずに並べばよい。いくつか質問に答えて、帰りのEチケットを提示したらビザがもらえる。今は珍しくなったパスポート丸々1ページ分のビザシール。パスポートの消費が激しいのは困るが特別な国に来た感があってなかなかよい。

荷物を受け取り、税関を通過。旅行会社の人と待ち合わせる。国内線乗り継ぎ手続きをする。国際線から国内線に乗り継ぐときは、国際線到着から出て建物を出ずに右に曲がり、まっすぐ進んだところの国際線チェックインカウンターで乗り継ぎ手続きができる。今回荷物は35kg。エコノミークラスの許容範囲は、通常荷物16kgとダイビング器材15kgで4kgオーバーしてしまった。追加料金を払う。現地でやりたいことがたくさんあるためしかたがない。
手続きを終えたら、近くのホテルのレストランに連れて行ってもらい、朝食をとりながらしばし休憩だ。

ニューギニア航空PX240搭乗記

いよいよ往路最後のフライト。長かった(笑)。やはりポートモレスビーまでは直行便に限る。7月には復活するようなので何よりである。国内線ターミナルに入るときに手荷物検査、搭乗待合室に入るときに搭乗券のバーコード読み取りがある。その後もう一度手荷物検査をすると待合室に入ることができる。あとは搭乗開始の放送があるまでひたすら待てばよい。しばしば遅れたり順番が入れ替わったりする。搭乗で異なる行き先の便がごちゃ混ぜになることがあるので、放送とモニターの表示には注意傾けておいた方がよい。

搭乗口と言っても、飛行機が止まっている場所を示しているだけ。建物の外に出て飛行場を乗る飛行機まで歩いて行く。どの搭乗口に行くにも同じカウンターを通って建物の外へ出る。しかもそのカウンターで最終的な搭乗口の番号を告げられる。搭乗券に書いてある番号から変更になっていることもあるので、そこも注意が必要。

機体はFokker 70。開いたドアが階段になっているので、直接搭乗できる。シートは2人掛けと3人掛けが通路を挟んで横一列に並んでいる。シートはまあまあ狭い。出発は予定より40分遅れ。1時間のフライトで、クッキーとオレンジジュースが配られた。飛行機は海を越えニューブリテン島に渡った。高度を下げていくと、見渡す限り整然と椰子の木が並んでいる光景が見て取れた。とてつもない規模の椰子のプランテーション。その中に沈み込むように着陸。ホスキンス空港に到着した。ホスキンス空港はターンテーブルもないような小さな空港だった。荷物を受け取り、外に出る。リゾートの迎えのバンが来ていた。

ワリンディプランテーションリゾート

他に日本の方が2人、同じバンでリゾートに向かうことがわかり、挨拶。お二人はフィリピンのボホール島でダイビングショップを経営されているご夫婦だった。今回リゾートに宿泊している日本人客は、おそらく僕ら3人だけなので同じグループで潜ることになる。業界の方がいれば心強い。バンに乗り、おしぼりと水を渡される。顔を拭き、ようやくさっぱりした。

椰子の木畑や町を脇に見ながら50分ほどバンを走らせる。リゾートに到着。部屋に案内される。バンガロータイプの部屋にした。出発から24時間以上たっていた。やはり成田・ポートモレスビーの直行便は必須だ。

部屋でシャワーを浴び、荷物を開け、カメラをセット。その後、夫妻と合流して、バーでくつろぎながら夕食を待つ。途中ダイビングのマネージャーさんが来て、ブリーフィングを聞いた。やがて夕食の時間になる。日曜日はローストナイトと銘打って、これでもかとビーフ、ポーク、チキン、ラムとローストが並ぶ。移動の疲れを一晩で回復すべく腹一杯肉を食べた。デザートを食べて夕食終了。早めに部屋に戻り就寝。

マニラ空港ターミナル2内での国際線乗り継ぎ(フィリピン航空)

情報は2019年4月7日現在

マニラでの国際線→国際線は初めて。体験してみて詳細を書こうと思ったが、やはり一番のアドバイスは、「フィリピン航空での国際線乗り継ぎは、できるかぎり避けましょう」だ(笑)。そもそも大幅な遅れが多いので乗り継ぎに向かない航空会社。国内線はほぼ遅れるし、国際線でもしばしば遅れる。乗り継ぎ便も遅れていることが多いので乗れてしまうこともあるが、やはり精神衛生上よろしくない。最終目的地がフィリピンでないなら、他の経路にするのが吉。

ターミナル2は「く」の字の形だ。各辺が国内線と国際線コンコースに分かれている。国際線で到着すると通路の両端に1階に降りる階段がある。今回のように国際線でも国内線側に到着することもあるが、この場合は国際線側に誘導される。乗り継ぎカウンターがあるのは、くの字の頂点に近い側にある階段のみだ。日本語で「ターミナル1,3への乗り継ぎ」の看板があり、ターミナル2の乗り継ぎはどうなの?と一瞬不安になるが、この階段を降りればよい。もう一方の端にある階段には乗り継ぎカウンターはない。何も知らずに列に並ぶと入国審査になりターンテーブルにでてしまうので注意が必要だ。

階段を降りてまっすぐ突き当たりまでいくと乗り継ぎカウンターがあるので、パスポートと搭乗券を提示してスタンプをもらう。階段を降りると、階段の左からバスで降りてきた乗客が入ってくるドアがあり、階段の右には入国審査場があり、乗客が交錯するので入国する人の列に巻き込まれないように注意が必要だ。また乗り継ぎ用手荷物検査場の列が長く、折れ曲がって階段下まで来ていると、うっかり乗り継ぎカウンターに寄らずにそのままその後ろに並んでしまいがちだ。先に乗り継ぎカウンター、次に手荷物検査だ。

また沖止めでバスでターミナル2に到着する場合は、バスから降りて建物に入ったところがずばり乗り継ぎカウンターのあるところだ。建物に入ってすぐ左側をみると乗り継ぎカウンターが見える。あとはボーディングブリッジから来た場合と同じだ。

乗り継ぎデスクでスタンプをもらったら、180度向きを変える。階段に向かって階段の左脇に、乗り継ぎ客用の手荷物検査場があるので、そこで検査を受け、階段を上がって搭乗口フロアに上がる。上がったら各自の搭乗口へ。これで乗り継ぎ手続き完了。

実はここは国際線搭乗ゲート4、バスでの搭乗のためのゲートを兼ねている。そのため、手荷物検査を通過すると、バスに乗るために外に出るドアがあるので注意が必要。係員がいるので間違いはないと思うが、手荷物検査を通過したら必ず階段かエレベーターで上に上がる。ドアから外に出ないようにしよう。

コメント