はじめにご注意
二日酔いに一番いいのは飲み過ぎないこと！お酒の合間にもできるだけたくさん水を飲んでおくこと！しっかり飲む間に栄養も取ること！以上！
これではあまりに元も子もなく不親切なので、ちゃんと書きます
が、気をつけていただきたいのは、ここに載せる漢方薬で、酔いが早く覚めるとか、早く体からアルコールが出ていくとはいえない、ということです。あくまで二日酔いの症状緩和です。
服用したからといって、いつもより短い時間で車を運転してはダメですし、たくさん飲めるようにはなりませんのでご注意ください。
気をつけてね。
はい。
五苓散と黄連解毒湯
二日酔いの時に使う代表的な漢方薬はこの２つです。市販でも買えます。どちらも二日酔いの頭痛などの症状に使います。使い分けて効果的に使いましょう。
使い分けのポイント
五苓散：顔、体がむくんで口が渇いているときに使う。
黄連解毒湯：頭が熱っぽくて重たいときに使う。体力のある人向き。
五苓散は、利尿作用でむくみを治したり、体の水分のバランスを整える薬です。黄連解毒湯は炎症を抑えてカッカカッカとしているのを治す薬です。五苓散は特に使う人を選びませんが、黄連解毒湯は炎症を抑えて”冷やす”薬ですので、冷え性の人や体力のない人には向きません。
わかったような、わからないような。
細かくは考えず大まかなイメージで大丈夫です。迷ったら五苓散で。
なお、どちらも胃腸の調子を整える作用もありますので、二日酔いの胃のもたれや気持ち悪さにもある程度対応できます。特に胃のむかつき、もたれや、下痢などの消化器症状だけということであれば半夏瀉心湯を服用するという選択肢もいいでしょう。
さらりともう一つ漢方薬出してきましたね。
服用のタイミングは？
特に決まりはありません。翌朝、「しまった！二日酔いだ。」となってからでもいいですし、お酒を飲む前に服用しても大丈夫です。
使われている生薬など、薬の詳細が知りたい方はこちらをどうぞ。
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