ORTUS号
Maldivian Starsの新しいダイビングクルーズ船
今回利用したのは、Maldivian Starsのダイビングクルーズ船「ORTUS(オルタス)」号です。
Maldivian Starsのモルディブダイビングクルーズには2012年から参加していて、以前は長年Princess Haseena号を利用していました。2020年、2021年はコロナ禍で参加できませんでしたが、2022年から再開。そして2025年から、Maldivian Starsの船は新造船ORTUS号に変わりました。
ORTUS号は2025年に就航したばかりの新しい船で、私も昨年2025年に一度乗船しています。今回は2年目、2回目のORTUS号です。
「ORTUS」という名前には、「新しい出発」「日の出」「始まり」といった意味があるそうです。長年使われてきたPrincess Haseena号から新造船へ移行する船の名前として、なかなかぴったりです。
Princess Haseena号については以前に船内を詳しく紹介しているので、興味のある方はそちらをどうぞ。
今回は、2026年9月に実際に1週間過ごしたORTUS号について、客室やラウンジ、デッキなどの船内設備だけでなく、ダイビング器材や水中カメラをどう扱うのかといった、実際の船上生活も含めて紹介します。
ORTUS号の基本スペック
ORTUS号は全長37m、幅10m。最大22名が乗船できるダイビングクルーズ船です。公式案内はこちら
客室はツイン8室、ダブル1室、シングル4室の計13室あり、すべての客室にエアコン、トイレ、温水シャワーが備わっています。
| 項目 | ORTUS号 |
| 全長 | 37m |
| 幅 | 10m |
| 最大速度 | 12ノット |
| 客室 | ツイン8室、ダブル1室、シングル4室 |
| 最大乗船人数 | 22名 |
| 客室設備 | エアコン、トイレ、温水シャワー |
数字だけ見てもかなり大きな船ですが、実際に1週間生活してみると、客室だけでなくラウンジや屋外デッキにも十分なスペースがあり、それぞれ好きな場所に分かれて過ごせます。
ORTUS号の外観と船内構造
ORTUS号の外観
昼間に横から見ると、ORTUS号の大きさと船内の構成がよく分かります。

全長37m、幅10mの大型クルーズ船で、船体中央には大きな窓のあるラウンジがあり、その周囲の複数のフロアに客室、さらに上には屋外デッキがあります。最上部には広いサンデッキもあり、船内だけでなく外で過ごせるスペースもかなり広く取られています。
実際に1週間過ごしてみても、乗船者全員が一か所に集まっているというより、ラウンジや各デッキなど、それぞれ好きな場所に分かれて過ごすことが多いです。
客室は複数のフロアに分かれている
ORTUS号の客室は一つの階にまとまっているわけではなく、ラウンジより下の階、ラウンジと同じ階、ラウンジの上の階に分かれています。
今回泊まった15番はラウンジの一つ上の階で、この階の客室では最も船首側にあります。
この階の船尾側には物干しスペースがあり、物干しラックやロープ、脱水機が置かれています。一方、船首側にはソファと低いテーブルのある屋外スペースがあり、海を眺めながら過ごすことができます。


船の側面には前後を移動できるサイドデッキもあります。
ラウンジフロア
船上生活の中心になるのがラウンジのあるフロアです。


屋内には、ソファと低いテーブルが並ぶリビングエリアと、大きなテーブルのあるダイニングエリアがあります。
ラウンジ後方のドアから外へ出ると、屋根付きのデッキがあり、こちらにもテーブルと椅子があります。食事をしたり、ダイビングの合間に休憩したり、水中カメラを置いたりと、実際によく使うスペースです。
さらに船尾側へ進み、階段を下りると、ドーニとの乗り移りに使う低いデッキがあります。ダイビング中はここから母船とドーニを行き来します。
最上階のサンデッキ
さらに上へ上がると、広いサンデッキがあります。

左右には長いクッション付きのベンチがあり、中央部分には屋根があるため、日差しを避けて過ごすこともできます。
船首方向は大きく開けていて、停泊中も航行中も周囲の海を眺めやすい場所です。
ORTUS号には屋内のラウンジだけでなく、ラウンジ後方のデッキ、客室階の船首側スペース、最上階のサンデッキなど、外で過ごせる場所がいくつもあります。船上では、そのときの天気や暑さ、気分に合わせて好きな場所で過ごせます。
なお、公式サイトのdeck planや客室内に掲示されている避難用レイアウトと、実際の船内には一部違いがあります。階段や通路など船全体の大きな構造は同じですが、少なくとも実際に利用した13番、15番では、バスルームの位置やバスルーム内のトイレの配置など、客室内部の細かなレイアウトが図面とは異なっていました。
この記事では、2026年に実際に利用して確認した状態をもとに紹介しています。
今回泊まった15番ツインルーム
シングル+セミダブルのツインルーム
今回泊まったのは15番のツインルームです。

場所はラウンジの一つ上の階で、この階の客室では一番船首側にあります。
ツインルームですが、2台のベッドは同じ大きさではなく、シングルベッドとセミダブルベッドの組み合わせになっています。今回は広い方のベッドを使わせてもらいました。
部屋には大きな窓があり、ロールスクリーンを開ければ外を見ることができます。1週間過ごす部屋として十分な広さがあり、特に窮屈に感じることはありませんでした。
棚やクローゼットなど収納は多め
部屋には棚がかなり多くあります。
ダイビング旅行では服だけでなく、カメラ関係の小物や充電器など細かい荷物も増えますが、それぞれ置き場所を作れるので便利です。
ハンガーのあるクローゼットもあり、服を掛けておくことができます。
さらに15番では、窓側のベッド脇にスーツケースを立てて置けるスペースがあります。大型のスーツケースをここに入れてしまえば、部屋の中央を塞がずに済みます。



このスペースはすべてのツインルームにあるわけではなく、昨年泊まった13番とは少しレイアウトが違いました。この違いについては後で紹介します。
冷蔵庫とセイフティボックス
客室には小型の冷蔵庫があります。
暗証番号式のセイフティボックスも備え付けられているので、パスポートや現金などの貴重品はここに入れておけます。

貴重品については、セイフティボックスを使うほか、自分の鍵がかかるスーツケースに入れて保管する方法もあります。
コンセントとUSB付き電源タップ
客室のコンセントはイギリス式のType Gのほか日本のプラグをそのまま使える差込口もあります。



それに加えて、日本のプラグを使えるUSB付きの電源タップが部屋に用意されているので、基本的には変換プラグがなくても困りません。
電源タップには複数のAC差込口とUSBポートがあり、スマートフォンだけでなく、水中カメラやライトなど充電するものが多いダイビング旅行ではかなり助かります。

バッテリー類はラウンジでも充電できますが、寝ている間などは部屋でまとめて充電できるので便利です。
シャワー・トイレ・洗面
シャワーは独立したスペース
客室にはトイレ、洗面台、シャワーがあります。
シャワー部分と洗面台・トイレのスペースは仕切られていますが、ドアで完全に区切られているわけではありません。
そのため、シャワーの向きをあまり考えずに使うと、水がシャワースペースを越えて洗面台やトイレ側の床まで流れてくることがあります。少し向きを調整して使えば、それほど問題にはなりません。
シャワーは、ハンドシャワーと頭上からお湯が降ってくるレインシャワーの両方があります。シャンプーなどを置けるラックもあります。
温かいお湯もしっかり出る

船のシャワーというと、お湯の温度や水圧が少し気になるところですが、ORTUS号では十分に温かいお湯が出ました。水圧についても特に困ることはなく、しっかり温まることができました。シャンプーや石鹸も問題なく洗い流せます。
乗船初日の夜、移動を終えてシャワーを浴びましたが、しっかり温かくて気持ちよかったです。
1週間のクルーズ中、毎日使う設備なので、このあたりに特に不満がないのは大事なところです。
洗面台・トイレとドライヤー
バスルームには洗面台とトイレがあり、鏡も大きめです。鏡には温熱式の曇り止め装置がついています。

客室にはドライヤーも用意されているので、持参しなくても大丈夫です。
水回りについては、豪華なホテルのような設備というより、ダイビングクルーズで1週間生活するうえで必要なものがきちんと揃っていて、実際に使っていて特に困ることはありませんでした。
ORTUS号の客室は部屋によって少し違う
2025年に泊まった13番ツインルーム
ORTUS号には2025年にも乗船していて、そのとき泊まったのは13番のツインルームでした。
基本的な造りは今回の15番とよく似ていて、こちらもシングルベッドと広めのベッドが並んでいます。
ただし、実際に両方の部屋を使ってみると、同じツインルームでも少しレイアウトが違いました。
15番にはあったスーツケース置き場が13番にはない
一番分かりやすい違いは、窓側のスペースです。

今回泊まった15番には、窓側のベッド脇に大型スーツケースを立てて置ける隙間がありました。ところが13番ではベッドが窓側まで寄っていて、このスペースがありません。
そのため、荷物の置きやすさについては15番の方が少し使いやすかったです。
同じツインルームでも、部屋によって完全に同じ形ではないようです。
シングルルームはこんな感じ
2025年には、シングルルームも見せてもらって写真を撮らせてもらいました。

残念ながら部屋番号は忘れてしまいました(笑)。
ツインルームよりコンパクトですが、ベッド1台の一人用客室で、冷蔵庫やセイフティボックスなども備えられています。
ORTUS号にはツインだけでなくシングルルームもあるので、一人で参加する場合にはこうした部屋を利用する選択肢もあります。
船上生活の中心になるラウンジ
ソファで過ごすリビングエリア

ORTUS号で起きている時間は、かなりの割合をラウンジで過ごしています。
ラウンジのリビングエリアには大きなソファと低いテーブルが並んでいて、ダイビングの合間に写真を見たり、パソコンを使ったり、飲み物を飲みながらだらだらしたりする場所です。
大型テレビもありますが、普段はほとんど使いません。みんなでダイビング中に撮った写真や動画を見るなど、何か特別なときに使う感じです。
昼寝をする人もいて、部屋に戻って寝る派、ラウンジのソファでそのまま寝る派、サンデッキで日焼けしながら寝る派に分かれます(笑)。
食事に使うダイニングエリア
同じラウンジの中には、大きなテーブルのあるダイニングエリアがあります。

普段の食事は基本的にここで取ります。
リビングエリアとダイニングエリアは同じ空間にあるので、食事が終わればそのままソファへ移動してのんびりできます。
食事については後の章で改めて紹介します。
本棚には日本語の本や漫画も
ラウンジには本棚もあり、日本語の本や漫画がかなり置かれています。

クルーズ中は1日基本3本、ナイトダイブがある日は4本潜ることもあるので、ダイビングの合間にはそれなりに自由時間もあります。
写真整理をしたり、昼寝をしたり、本や漫画を読んだり、それぞれ好きなことをして過ごします。
食事とバー・ドリンク
食事は基本的にビュッフェ形式
ORTUS号での食事は、基本的にビュッフェ形式です。
料理が並べられ、自分で好きなものを取って食べます。朝食、昼食、夕食ともクルーズ中にいろいろな料理が出ますが、食事については各日のダイビング記事でも写真付きで紹介しているので、ここでは詳しくは省略します。
食事をする場所は、基本的にはラウンジのダイニングエリアにある大きなテーブルです。
人数が多いときには、この大テーブルだけでは全員が座りきれないこともあります。その場合はリビングエリアの低いテーブルや、ラウンジ後方の屋外テーブルにも分かれて食べます。
コーヒー・水・クッキーなどは無料
ラウンジにはコーヒーコーナーがあり、ここに用意されている飲み物や水、クッキーなどは自由に利用できます。

ダイビングから戻ってちょっと飲み物を飲んだり、休憩中にクッキーをつまんだりと、滞在中はかなり頻繁に使います。
有料ドリンクはhonor systemで自己申告

バーにはアルコール類やソフトドリンクなどの有料ドリンクも用意されています。
利用方法は、いわゆる honor system(自己申告方式) で、飲んだものを自分でリストに記入しておき、最後にまとめて精算します。
2026年乗船時は、ビールが1本4.5ドル+税で、実際には5ドル少々。ソフトドリンクは2ドル、カクテルは10ドル前後でした。


料金は今後変わる可能性がありますが、有料ドリンクの価格帯としてはだいたいこのくらいです。
船内精算はクレジットカードにも対応
これまで船内で利用した有料サービスは米ドル現金での精算が基本でしたが、今回はクレジットカードでも支払えるようになっていました。
クルーズ料金そのものは出発前に支払いを済ませているので、船上で精算するのは主に有料ドリンクなどの追加利用分です。
追加利用分をカードで精算できるようになったため、現金で用意しておく必要があるのは主にクルーへのチップです。目安は1クルーズ120ドルほどで、こちらは米ドル現金で渡します。
屋外デッキとくつろぎスペース
ラウンジ後方の屋根付きデッキ
ラウンジの後方には、屋根付きの屋外デッキがあります。

テーブルと椅子が置かれていて、食事をしたり、ダイビングの合間に休憩したりできるスペースです。ラウンジからそのまま外に出られるので使いやすく、人数が多いときには食事場所としても使われます。
また、水中カメラを一度セッティングした後は、この後方デッキに置いておくことが多いです。ダイビングのたびに部屋へ持ち帰る必要がなく、次のダイビングにも持ち出しやすい場所です。
客室フロア船首側のソファスペース
今回泊まった15番のあるフロアには、船首側にも屋外スペースがあります。
ここには大きなソファと低いテーブルがあり、外の風に当たりながらのんびり過ごせます。
普段はラウンジにいることが多いのですが、天気が良ければ、夕方にここへ集まって飲み会をすることもあります。夕日に染まる海を眺めながら飲むのは最高です。
ダイビングが終わった後に、こういう場所でだらだら飲んで過ごすのもクルーズ中の楽しみの一つです。
最上階の広いサンデッキ
さらに上には、かなり広いサンデッキがあります。

左右には長いクッション付きのベンチがあり、座ったり寝転んだりできます。中央部分には屋根もあるので、日差しを避けて過ごすこともできます。
もちろん、しっかり日を浴びたい人は日向へ。ダイビングの合間にここで寝ながらタンニングしている人もいます(笑)。
船首方向は大きく開けていて、停泊中に海を眺めるのにもいい場所です。

デッキには房ごとのバナナ
屋外デッキには、房ごとの青いバナナが吊るされていました。

最初はまだかなり青いのですが、クルーズ中に少しずつ熟していきます。
こういうものが普通にデッキに吊るされているのも、船で何日も生活するダイビングクルーズらしい光景です。
洗濯物を干すスペースとタオル類
客室フロア後方に物干しスペース
今回泊まった15番のあるフロアの船尾側には、洗濯物を干せるスペースがあります。

物干しラックやロープが用意されていて、水着やラッシュガードなどを干しておくことができます。
1週間のダイビングクルーズでは毎日のように濡れ物が出るので、こうしたスペースがあるのは便利です。
洗濯機ではなく脱水機
この場所には機械も置かれていますが、利用できるのは洗濯機ではなく脱水機です。
濡れたものを脱水してから干せるので、そのまま干すより乾きやすくなります。
船内で自由に洗濯機を使えるというわけではないので、その点は間違えない方がよさそうです。
ウェットスーツは基本的にドーニのまま
なお、ウェットスーツなどのダイビング器材は、基本的に母船へ毎回持ち帰るわけではありません。
ダイビング期間中はドーニに置いたままにして、ウェットスーツもドーニで干します。
そのため、この物干しスペースを使うのは主に水着やラッシュガード、ダイビング用タオルなどです。
客室用のタオルは2日目から毎日交換
客室にはバスタオルとタオルが用意されています。
乗船日に用意されたものは、そのままダイビング1日目まで使用します。ダイビング2日目からは毎日新しいものに交換されます。
そのため、乗船日とダイビング1日目だけは同じタオルを使うことになります。
ダイビング用とカメラ機材用のタオルもある
客室用とは別に、ダイビング用のタオルも用意されています。
毎朝1本目のダイビングのときにドーニで配られ、その日の最後のダイビングが終わったときに母船で回収されます。
さらに、水中カメラなどの機材に使うためのタオルも別に用意されています。
客室用、ダイビング用、カメラ機材用と分かれているので、自分で大量のタオルを持っていく必要はありません。
ORTUS号のWi-Fiとモルディブでの通信
船内にはOoredooのWi-Fiがある
ORTUS号には船内Wi-Fiが用意されています。
船内にはOoredooの「5G AirFibre」の機器が設置されていて、ラウンジには通信機器も置かれていました。
ダイビングクルーズというと通信環境が気になるところですが、モルディブでは携帯電話回線が入る場所も多く、クルーズ中でもインターネットを使える時間はかなりあります。
もちろん、島から離れた場所や移動中など、場所によって通信状況は変わります。島の近くならまず間違いなくつながり、停泊も島の近くが多い。環礁内移動も大体つながる。ただ、たまにつながらない場所に停泊して一晩を過ごす、みたいなこともありました。環礁間移動ではつながらない時間が多くなります。
今回はDhiraaguのeSIMを使用
今回は船内Wi-Fiをメインには使わず、自分で用意したDhiraaguのeSIMを使っていました。
購入したプラン自体は4Gとして販売されていたものですが、実際には5Gにつながる場所もありました。
たとえばフルマーレ周辺に停泊しているときには5Gで接続でき、そのほかの場所でも5G表示になることが結構ありました。
クルーズ中は写真の整理や連絡、Webを見る程度であれば、自分のeSIMだけでもかなり使えます。
船内Wi-FiとeSIMの両方が使える
ORTUS号には船内Wi-Fiがありますが、自分で現地回線のeSIMを用意しておけば、船内Wi-Fiとは別に通信手段を持てます。
ダイビングクルーズでは環礁間を移動するため、いつでも同じ通信状態になるわけではありません。今回船内Wi-Fiは使っていませんが、使っている人の話を聞くとだいたいeSIMと同じようなつながり感でした。両方ともつながるときはつながるし、つながらない場所ならつながらない笑。あと、船内Wi-Fiは共用なので、動画のダウンロードなど大容量通信は控えるよう案内されていたと思います。
私は普段から海外旅行ではeSIMを使っていることもあり、今回も基本的にはDhiraaguの回線をそのまま使っていました。
ダイビング専用船ドーニ
ダイビングは母船ではなくドーニから
モルディブのダイビングクルーズでは、ORTUS号から直接ダイビングするわけではありません。
ダイビングのときは、母船と一緒に移動しているダイビング専用船「ドーニ」に乗り換えてポイントへ向かいます。
基本的にはドリフトダイビングなので、エントリーした場所へ戻るのではなく、浮上したところへドーニが迎えに来てくれます。
このドーニは以前Princess Haseena号を利用していた頃から変わっていません。
かなり大きなダイビング専用船
ドーニは全長21.9m、幅6.75mとかなり大きく、全員が乗っても器材を準備するスペースには十分余裕があります。

タンクやBCDなどのダイビング器材は基本的にこのドーニに置いたまま。空気の充填もドーニ上で行われます。
トイレと真水シャワーもあり、ダイビング後には真水で軽く塩を流すことができます。
水中カメラ用の設備もある
船内中央には器材を置けるスペースがあり、水中カメラ用の真水タンクとカメラ置き場も用意されています。

カメラの扱いについては、次の章でもう少し詳しく紹介します。
空港への送迎もドーニで
クルーズ最初に空港で迎えてくれるのも、このドーニです。
空港からドーニに乗り、この時点で出せるダイビング器材はバッグから出してドーニに置いてしまいます。その後ORTUS号へ移動します。
そしてクルーズ終了後、最後に母船から空港へ送ってくれるのも同じドーニ。
ダイビング中だけではなく、乗船から下船までずっとお世話になる船です。

水中カメラを使う場合
カメラのセットは客室かラウンジで
水中カメラを使う場合、ハウジングへのセットなどは客室かラウンジで行います。
私は乗船日に一度組んでしまい、その後は基本的にラウンジ後方のデッキにあるカメラ機材置きスペースに置いていました。
その後、バッテリーやメモリーカードの出し入れ、レンズやポートの交換などが必要なときには、カメラをラウンジへ持ち込んで作業します。
普段はラウンジ後方のカメラ機材置きスペースへ
セットした水中カメラは、ラウンジ後方の屋根付きデッキにあるカメラ機材置きスペースに置いておくのが基本です。

ラウンジや客室はドライエリアなので、持ち込むときはタオルでふく必要があります。母船にはカメラ機材用のタオルも用意されています。
BCDやウェットスーツなどのダイビング器材はダイビング期間中ずっとドーニに置いたままですが、カメラは毎回母船へ戻します。水面休息中のドーニは空気の充填作業などのためカメラを置いておくところがありません。
ダイビング後は真水で塩を落とす
前の章で紹介した通り、ドーニには水中カメラ用の真水タンクがあります。
ダイビング後はここでカメラを真水に浸けて海水を落としてから、母船へ持ち帰ります。
ハウジング本体を開けて組み直した場合には、エントリー前に水へ浸けてリークがないか確認することもできます。
ただし、最近はハウジング内部を陰圧にして確認するリークセンサーを使っている人も多いので、真水タンクでのリークテストが必ず必要というわけではありません。
バッテリー充電は客室でもラウンジでも
カメラやストロボ、ライトなどのバッテリーは、客室でもラウンジでも充電できます。
客室には日本のプラグをそのまま使える電源やUSB付きの電源タップがあり、ラウンジにも電源があります。
私は寝ている間などは客室でまとめて充電し、必要に応じてラウンジでも充電していました。
水中撮影も余計な手間が少ないクルーズ
乗船日にカメラをセットしたら、普段は後方デッキのカメラ置き場に保管。ダイビングではドーニへ持っていき、終了後に真水で洗って母船へ戻します。
必要があればラウンジでメモリーカードやバッテリー、レンズなどを交換し、水面休息中に撮影データを整理することもできます。
カメラの保管場所、洗浄用の真水タンク、充電場所、機材用タオルまで揃っているので、水中撮影をしながら1週間過ごしやすい環境です。
ダイビング器材はドーニに置いたまま
乗船日に器材をドーニへ
ダイビング器材は、クルーズ中ずっと母船と一緒に移動するダイビング専用船「ドーニ」に置いておきます。
乗船日に空港からドーニへ乗った時点で、出せるダイビング器材はバッグから出して、そのままドーニに。
翌朝からダイビングが始まるので、最初に器材をセットしてしまえば、その後は基本的にクルーズ終了までそのまま。
BCDはタンクにつけたまま
BCDは一度タンクに取り付けたら、毎回外す必要はありません。
ダイビングが終わると、そのタンクにそのまま空気を充填してもらえます。
ダイビングが終わったら、レギュレータのファーストステージだけ外してキャップをしておけばOK。
小物は各自のバスケットへ
マスクやフィン、ウエイトベルト、スノーケル、そのほかのダイビング用小物は、それぞれ用意されたバスケットに入れて保管します。
ウエイトはダイビング初日に必要な重さを受け取ります。
ウェットスーツもドーニに干しておき、そのまま次のダイビングへ。
器材を毎回まとめて母船へ持ち帰る必要がないので、一般的なダイビング旅行で使うメッシュバッグも、クルーズ中はまず必要なし。
母船へ戻すのは基本的にカメラとバスケットに置いておけないもの
BCDやレギュレータはタンクにつけたまま。ウェットスーツはドーニのハンガーへ。小物類・軽機材は個人用バスケットへ。バスケットは基本的にフィンやウエイト、マスクなど、濡れたダイビング軽器材の置き場です。
水中カメラやビデオなど高価なものや、濡れたままでは困るものは毎回母船へ持ち帰ります。
カメラについては前の章で紹介した通り、母船側に保管スペースや充電場所があり、水面休息中にデータ整理やメンテナンスを行うこともできます。
最終ダイブ後に器材をまとめて母船へ
クルーズ最後のダイビングが終わったら、そこで器材をまとめて全部バスケットへ。
その後はクルーが器材を母船へ運び、洗浄して干してくれます。
毎回器材を運んだり、タンクを付け替えたりする必要がないので、クルーズ中はダイビングの前後にやることがかなり少なくなります。
器材をドーニに置いたままにできて楽ちん、というのがダイビングクルーズのいいところ。
母船とドーニの移動
ラウンジ後方から船尾の低いデッキへ
ダイビングのたびに、母船ORTUS号からドーニへ乗り移ります。
移動するときは、ラウンジ後方のデッキからさらに船尾側へ進み、階段を下りて低いデッキへ。こちらが船尾のデッキ。これは航行中の写真です。

ここがドーニとの乗り降りに使う場所です。
母船とドーニの高さが近く、乗り移りやすい
ドーニが横付けされると、母船側の低いデッキとドーニの高さはそれほど変わりません。

はしごを上り下りするような乗り移りではなく、船同士の間をまたぐような感じです。
波があると多少船同士が動くことはありますが、クルーが腕や手を取ってくれます。
ダイビングのたびにこの動線を往復
器材は基本的にドーニに置いたままなので、ダイビングへ行くときに母船から持っていくものはそれほど多くありません。
水中カメラなど必要なものだけ持って、この船尾のデッキからドーニへ移動します。
ダイビング終了後は逆の動線で母船へ戻り、カメラを後方デッキの機材置き場へ。BCDやウェットスーツなどはそのままドーニに残します。
以前の母船は船の横にあるはしごを使ってメインデッキまで上がるスタイル。それと比べると、ORTUS号は低いデッキからそのままドーニへ乗り移れるのでかなり楽。
1日に何度も往復する場所だけに、この違いは大きく、ダイビング前後の移動がかなりストレスフリーになりました。
0日目 ORTUS号に乗船
夜のドーニでORTUS号へ
空港からドーニに乗ってORTUS号へ向かいます。
空港脇の暗い海の上を進んでいき、船や波止場の店々のネオンの光がキラキラしたフルマーレのハーバーに入ります。やがて船尾に「ORTUS」の文字が光る母船が見えてきます。いよいよクルーズの始まりです。

到着後はウェルカムドリンクとブリーフィング
母船に到着すると、まずはウェルカムドリンク。
その後、ラウンジで船内生活についてのブリーフィングや必要な書類の記入を行います。
その間に、大きな荷物はクルーがそれぞれの客室まで運んでくれます。
今回の部屋は15番。ブリーフィングが終わったところで客室へ行けば、すでに荷物が届いていました。
まずは水中カメラをセット
部屋を確認した後は、ラウンジで水中カメラのセット。
翌朝からすぐにダイビングが始まるので、カメラはこの日のうちにハウジングへ入れて組んでしまいます。
一度セットした後は、前の章で紹介した通り、基本的にはラウンジ後方のカメラ機材置きスペースに置いておきます。
ダイビング器材は、空港からドーニへ乗った時点で出せるものは出してそのままドーニへ。翌朝から潜れる状態を作っておきます。
軽く飲んで、シャワーを浴びて就寝
一通り準備が終わった後は、みんなで軽く飲み会。
移動してきた日なので、この日はまだクルーズ本番というより、翌日から始まるダイビングに向けた準備の日。
その後、客室へ戻ってシャワー。しっかり温かいお湯が出て、移動後のシャワーは気持ちよかったです。
これで0日目は終了。明日を楽しみにしつつ長旅の疲れもあってパタンと眠りにつきました。
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