エキス剤

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炙甘草湯(しゃかんぞうとう)

処方する患者さんのイメージ 弱々しい人の動悸息切れ 似たようなイメージの患者さんに使う処方に桂枝加竜骨牡蠣湯や、柴胡桂枝乾姜湯があります。生薬の構成からはどちらも炙甘草湯よりは精神、神経症的な要素が強い人に使う感じです。炙甘草湯は、体を潤す...
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治頭瘡一方(ぢずそういっぽう)

処方する患者さんのイメージ 子供の顔面や頭部の分泌物のある皮膚炎 ピンポイントな適応をもつ薬です。わかりやすいですね。 ツムラ・クラシエ・コタローの59番。 入っている生薬とその狙い 連翹(れんぎょう):炎症のあるできものの排膿を促す。 防...
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茯苓飲(ぶくりょういん)

処方する患者さんのイメージ 胃もたれ、胃にぽちゃぽちゃ水がたまって胃の調子の悪い人に使う。食欲はあっても食べるとすぐ満腹になって食べられなくなるような胃の調子の悪さの人。食後のもたれ感。 胃の平滑筋の緊張が強く、幽門も過緊張で、通過障害が起...
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芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

処方する患者さんのイメージ こむら返りのひと腹痛、月経痛のひとしゃっくり 筋肉の緊張をとる処方です。 ツムラ・クラシエ・コタローの68番。 入っている生薬とその狙い 芍薬(しゃくやく):四肢と腹部の緊張をとる。筋肉痛・けいれん・腹痛を治す。...
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牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

処方する患者さんのイメージ 生殖機能(生命力そのものも含む)と泌尿器の機能が弱って元気がなく、節々が痛い人に使います。(腎虚用の処方) イメージとしては男性の更年期障害みたいな感じです。あとは働き過ぎ、飲み過ぎ、性生活頑張りすぎなど限界を超...
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五淋散(ごりんさん)

処方する患者さんのイメージ 尿道炎、膀胱炎、腎炎、排尿痛、血尿、残尿感 主に利水薬と、炎症を抑える生薬で合わせて作られた処方です。目標とする症状は猪苓湯に似ていますが炎症を抑える生薬と補血剤が加わって強化されています。尿量を増やして、細菌を...
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五積散(ごしゃくさん)

処方する患者さんのイメージ 冷えのあるひとで慢性の激しくない痛みがある人。 冷えをともなうあちこちの痛み使います。生薬はたくさんの種類が入っていますが、温める生薬、痛み止めの生薬、気鬱、気逆に使う生薬の組み合わせのようです。 ツムラ・クラシ...
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桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

処方する患者さんのイメージ 体力がある人で便秘がちな人の月経困難症、月経不順。それに伴う精神症状。体力がある人の便秘、痔。高血圧にともなう、めまい、頭痛、肩こり、耳鳴り 血の巡りをよくする生薬と下剤からなる処方です。弱々しい人には向きません...
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桂枝加芍薬湯(けいひかしゃくやくとう)

処方する患者さんのイメージ おなかのひきつる痛み 虚弱で腹部膨満のある人の下痢や便秘 桂枝湯と同じ構成の生薬ですが芍薬が1.5倍入っています。腹直筋の緊張が強い人の腹痛、腹部膨満に有効です。過敏性腸症候群に使うこともあります。どちらかという...
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清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)

処方する患者さんのイメージ のぼせやすくて赤ら顔の人のニキビ、主に上半身の皮膚の炎症 荊芥連翹湯と同じく炎症を抑え排膿を促す処方です。荊芥連翹湯から黄柏、地黄、芍薬、当帰、柴胡が除かれています。荊芥連翹湯とのちがいは清上防風湯が主に上半身を...
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