漢方

生薬

丁子(ちょうじ)

何者か フトモモ科チョウジSyzygium aromaticum Merril et Perryのつぼみ 使われ方 胃腸・腎を温める。気の上逆を降ろす。 丁子+桂皮で温め血行を促して鬱血性の疾患を治す効果があります。丁子+柿蔕でしゃっくりを...
生薬

檳榔子(ビンロウジ)

何者か ヤシ科ビンロウAreca catechu Linnéの種子。アジアでかみたばことして使われています。成分として含まれているアルカロイドのアレコリンがニコチンと同様の作用があるといわれています。 使われ方 条虫を駆除する。消化不全を治...
生薬

香附子(こうぶし)

何者か カヤツリグサ科ハマスゲCyperus rotundus Linnéの根茎 使われ方 気の滞りを治し、胃腸機能を高める、頭痛を治す、胸のつかえを治す。耳閉感を治す。月経を整える。月経痛を治す 行気薬に分類されます。月経関連の症状にも用...
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エキス剤

参蘇飲(じんそいん)

処方する患者さんのイメージ 弱々しい人のぱっとしないかぜ胃腸の調子のわるいかぜかぜを引きやすい人の予防 引き始めからぱっとしないかぜ、かぜの予防につかいます。咳をとくに治します。 ツムラ・クラシエ・コタローの66番。 入っている生薬とその狙...
生薬

前胡(ぜんこ)

何者か セリ科Peucedanum praeruptorum DunnまたはAngelica decursiva Franchet et Savatierの根。 使われ方 熱を鎮めて頭痛を治す。肺の炎症を鎮めて咳を止める。去痰する。 使われ...
エキス剤

帰脾湯(きひとう)

処方する患者さんのイメージ 全体に元気がなく、不安やおどおどなどの精神症状のある人胃腸の弱い人 気虚・血虚+精神不安が基本的なイメージです。全身倦怠、貧血、冷え、動悸、不眠、健忘、不安、パニック発作などに使います。気虚と血虚だけであれば十全...
生薬

木香(もっこう)

何者か キク科Saussurea lappa Clarkeの根。 使われ方 胃腸を温める。食欲を増進する。腹部膨満を治す。おなかが冷えることによる下痢を治す。 木香+陳皮で胃腸の動きをよくする、木香+人参でも胃の動きをよくし機能をよくするな...
エキス剤

炙甘草湯(しゃかんぞうとう)

処方する患者さんのイメージ 弱々しい人の動悸息切れ 似たようなイメージの患者さんに使う処方に桂枝加竜骨牡蠣湯や、柴胡桂枝乾姜湯があります。生薬の構成からはどちらも炙甘草湯よりは精神、神経症的な要素が強い人に使う感じです。炙甘草湯は、体を潤す...
エキス剤

治頭瘡一方(ぢずそういっぽう)

処方する患者さんのイメージ 子供の顔面や頭部の分泌物のある皮膚炎 ピンポイントな適応をもつ薬です。わかりやすいですね。 ツムラ・クラシエ・コタローの59番。 入っている生薬とその狙い 連翹(れんぎょう):炎症のあるできものの排膿を促す。 防...
生薬

忍冬(にんどう)

何者か スイカズラ科スイカズラ Lonicera japonica Thunbergの葉と茎 使われ方 炎症をとる、解熱する。筋肉の緊張をとる。 使われている処方は多くありません。エキス剤では治頭瘡一方のみです。 成分 タンニンロニセリン ...
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