中国東方航空を利用して東京からデンパサールへ移動の途中、上海浦東空港で7時間半のトランジットがあったので、ミニ観光してきました。とりあえず上海らしいことをしてくるのが目的です。
今回はテーマは
- 上海蟹レストラン「成隆行蟹王府」でコース料理を楽しむ。
- 上海といったらここ、という景観の外灘で写真を撮影。
です。
現地に行く前に
トランジットでの観光は時間が命。現地の空港でやらなければならない手続きは、1つでも少ない方がよいです。特に中国の空港は手続きで並ぶのに時間がかかることがあるので、現地で省けることは省いた方がよいです。
事前準備することで現地で省けるのは、
- 両替
- 預け荷物のピックアップ
- 乗り継ぎ便のチェックイン
です。
短い時間の観光なので高額な現金は要らないでしょう。少額の場合は日本で両替した方が得なことが多いです。
今回利用の航空会社は中国東方航空。
中国東方航空を使うメリットは、日本発、浦東空港乗り継ぎで、スルーチェックインサービスが利用できる場合が多いことです。スルーチェックインができると、乗り継ぎ便の搭乗券が最初の空港で受け取れ、預け荷物はターンテーブルでピックアップする必要なく、預けたままにすることができます。ターンテーブルで荷物が出てくるのを待つ時間を省略出来、上海で乗り継ぎ便のチェックインでカウンターにも並ぶ必要がないので現地滞在時間がぐっと伸びます。
現在、中国東方航空でスルーチェックインできる空港はこのページを参考にどうぞ。
もう一つは現地で観光する場所を絞り込むこと。なるべく移動の少ないルートになるようにします。今回は一つの地下鉄駅から徒歩圏内ですむようになっています。
南京東路駅、成隆行蟹王府、外灘の位置関係はこちら。
羽田空港チェックイン
7:00am 羽田空港に到着。チェックインです。上海行きの他に、乗り継ぎでデンパサール行きの予約があることも、忘れずに伝えます。羽田→上海浦東、上海浦東→デンパサールの2枚の搭乗券を受け取り、預け荷物のタグが上海経由デンパサール行きになっていることを確認。カウンターの人にも上海のターンテーブルで荷物をピックアップしなくていいことを再度聞き直して、確実にスルーチェックインできていることを確認しました。元々中国元は持っていたので特に両替はしませんでした。
中国東方航空MU576便に搭乗。8:40am 出発です。
搭乗記はこちら
上海到着から市内へ
入国審査
MU576便は順調に飛行して、定刻10:30amにスポットに到着しました。中国東方航空は第1ターミナルに到着します。ボーディングブリッジのあるスポットだったので、バスに乗る必要なくそのまま、建物に入り入国審査に向かいます。
ここで注意は、トランジットで観光したい場合は、国際線乗り継ぎ用の案内に従って進むのではなく、入国審査に進まないといけないと言うことです。乗り継ぎ用案内に従ってしまうと、入国せず、そのまま出国審査後のエリアに出てしまうので観光できなくなってしまいます。
入国審査のカウンターに進む前に、事前に指紋登録する端末がたくさん並んでいる通路を通ります。機内でも案内されていたので事前登録をやってみましたが、結論としてはこれは時間の無駄でした。特に優先レーンもないみたいでしたし、どっちみち入国審査のところにも端末があって、事前登録していないからと言って並び直しさせられることもなく、そこでみんな登録させられていました。たいして待つこともなく、入国審査は終了。質問も特にありませんでした。
荷物預け所
手荷物も観光の邪魔な場合、スルーチェックインできなくて預け荷物をピックアップせざるを得なかった場合は、有料の荷物預け所に預けることができます。到着ロビーにも、出発ロビーにもあります。場所はこちらを参考にしてください。
1つ4時間10元からで、大きさと預ける時間によって値段が変わります。ひとまず4時間分の値段を払って、あとで超過料金を払えば大丈夫です。今回は出発ロビーの預け所に1つ預けました。
荷物を預けた時点で11:00。着陸してから30分でした。
リニアモーターカー
市内への移動は、
- 地下鉄
- タクシー
- リニアモーターカー+地下鉄
が一般的です。時間の節約ができ、かつ上海らしい観光要素ということでリニアモーターカーを使いました。第1ターミナルをでて、てくてくと第2ターミナル方面へ歩きます。ちょうど中間地点にリニアモーターカーの駅があります。切符を買います。片道50元、往復80元。帰りも乗るつもりだったので往復で買いました。切符はプラスチックのカードです。
切符を購入して、リニアモーターカーの到着をしばし待ちます。11:17発の列車に乗れました。飛行機が着陸して50分弱で空港を後にすることができました。
空港から龍陽路駅までは7分から8分です。昼間は15分間隔で運行しています。わりと空いていて快適でした。
地下鉄へ乗り換え
リニアモーターカーで行けるのは龍陽路駅まで。往復切符を買ったので自動改札でカードを忘れず取っておきます。
ここからは地下鉄に乗り換え。外灘と成隆行蟹王府は南京東路駅で降りればいいので、2号線に乗り換えます。わかりやすく乗り換え案内の順路が示されているので特に迷いませんでした。
2号線の駅に行き、自動券売機で南京東路までの片道切符を買います。値段は4元。買ったらなぜかカードが4枚はき出されてきましたが、結局チャージされていたのは1枚だったので、それを使いました。残りは観光記念と言うことでとっておきました(笑)
龍陽路駅から南京東路駅までは6駅。だいたい20分ぐらいです。南京東路駅を出ると都会的な景色。
成隆行蟹王府
南京東路駅をでて徒歩2分で、成隆行蟹王府に到着。何とも趣のある外観です。ちょうど12時になっていました。着陸してから到着まで1時間半。
予約なしで行きましたが、特にシーズンでもなかったので、すぐに席に通してもらえました。一階の真ん中のフロアです。1人なのはちょっと寂しいですが、それは仕方ない笑。
椅子はなぜか2脚を並べてくっつけているスタイルで、どこに座っていいかちょっと悩みます。真ん中だと椅子の割れ目が落ち着かない感じ。かといって1つの椅子に寄るとテーブルの端に寄ってしまいます。テーブルを広く使いたいので割れ目は気にせずに、真ん中に座ることにしました。
メニューは日本語もついているので、特に困ることはありません。青島ビールと一番リーズナブルなコースを頼みました。
品は12皿。あっさり目で上品な味でした。6月ということで10月11月の上海蟹に比べて小ぶりでしたが、雰囲気は楽しめました。今度はシーズンに食べにこようっと。
青島ビールをおかわりしながら、たっぷり1時間半を使って料理を味わいました。
外灘観光
中華料理をたっぷり楽しんだ後は、上海らしい景色を求めて、外灘を散歩します。成隆行蟹王府から一本道を歩いて数分で外灘です。店入り口が面している通りから、上海のランドマークタワー、東方明珠塔が見えたので、そちらが外灘の方向とすぐにわかりました。
初夏のいい気候、河岸の風を感じながらの散歩。外灘の道は広く、建物はレトロな雰囲気がありつつも1棟1棟が大きく、なかなかスケールが大きくて気持ちがよいです。
黄浦江の対岸を眺めるべく、河岸の一段高い散歩道に上がります。黄浦江の対岸には、東方明珠塔と高層ビル群が見え、上海の現代的な姿を味わえます。黄浦江にはひっきりなしに貨物船が行き交います。貨物船はどことなく古びた感じもあり、賑やかな中にどことなく懐かしい印象がありました。
広々とした景観を楽しみながら20分ほどで散歩を終了しました。
再び空港へ
空港まで
散歩を堪能して、時刻は14:00過ぎ。搭乗券に書いてあるボーディングタイムは17:15です。ここから1時間以内に空港に戻れるでしょう。空港ではチェックインも荷物預けもなく、出国手続だけなので、諸々の手続きに1時間はかからないでしょう。駆け足なら豫園にも行けるかなと思いましたが、無理は禁物です。免税店での買い物の予定もあったので、ここで空港に戻ることにしました。
来た道順を逆にたどります。南京東路駅まで歩き、そこから地下鉄2号線で龍陽路駅まで。リニアモーターカーに乗り換えます。特にトラブルなく空港に15:00過ぎに到着しました。
空港で
第1ターミナルの出発ロビーに行き、預けてあった手荷物を受け取ります。ちょっとだけ時間超過してしまったので5元の追加料金を払いました。
ボーディングパスとパスポートを取り出して、出国審査の列に並びます。ここの列が意外と長く、30分ぐらいかかりました。出国審査は問題なく通過。再度指紋を取られました笑。
出国審査の後、手荷物検査をして出発ゲートのフロアに出ました。免税店でバリで飲むワインを購入し、残りの時間がラウンジでくつろぎしばし休憩です。
搭乗時刻になったので搭乗ゲートに移動。少しずつ日が傾いて、空港に差し込む光と影が長くなっていました。搭乗ゲートでしばし待ち、搭乗時刻は30分遅れましたが無事に搭乗。乗客はスムーズに搭乗して30分の遅れを取り戻して、結局定刻に出発して離陸。満足のうちに上海を後にしました。
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