漢方

エキス剤

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)


生薬

知母(ちも)

何者かユリ科ハナスゲAnemarrhena asphodeloides Bungeの根茎。使われ方 胸部、腹部の炎症を抑えて解熱する。 体の水分を補い寝汗や口渇を治す。成分 チモサポニンA-I~IV, B-I,II マンギフェリン イソマン...
生薬

胡麻(ごま)

何者かゴマ科ゴマSesamum indicum Linnéの種子。あのごまの実です。食用ごまを薬用に転用しています。黒ごまが良品のようですが白ごまでも代用してもいいとの記述があります。ごま油は「ゴマユ」と呼んで外用の生薬で別扱いです。エキス...
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生薬

牛蒡子(ごぼうし)

何者かキク科ゴボウArctium lappa Linnéの果実。あの野菜のゴボウの実だそうです。ゴボウに実があるのも、ゴボウがキク科であることも知りませんでした。画像はゴボウの花です。成熟するとトゲトゲの膨らんだところにたくさんの実がつまり...
生薬

石膏(せっこう)

何者か天然の含水硫酸カルシウム。CaSO4・2H2O使われ方体にこもった熱を解熱する。渇きを治す。肺の炎症を抑え咳を止める。皮膚の炎症を抑える、皮膚を潤して皮膚炎を治す。炎症を抑え、解熱する効果があるとされています(清熱薬)。漢方的には一番...
生薬

苦参(くじん)

何者かマメ科クララSophora flavescens Aitonの根。使われ方炎症を抑え利尿する。膀胱炎に使う。熱性の下痢に使う。グジュグジュした皮膚炎に使って炎症を抑えてかゆみを止める。まとめますと、炎症を抑え、体内の余計な水分を取り除...
生薬

木通(もくつう)

何者かアケビ科アケビAkebia quinata DecaisneまたはA. trifoliata Koidzumiのつる性の茎アケビの実ではなく蔓ですね。学名もAkebiなんですね。使われ方 炎症を抑える。 利尿して水分のバランスを調える...
生薬

蝉退(せんたい)

何者かなんと蝉の抜け殻!セミ科スジアカクマゼミ、ミンミンゼミ、コマゼミ、ホソヒグラシ、ニイニイゼミまたは同属動物の幼虫の抜け殻だそうです。産地は中国と文献にあるのですが日本では採集してないのでしょうか。。。使われ方 皮膚の炎症をとる。発疹を...
エキス剤

消風散(しょうふうさん)

処方する患者さんのイメージ 分泌物の多いかさぶたになりかけている皮膚病 じんましんグジュグジュした湿疹や水疱瘡のような皮膚のイメージでしょうか。蝉の抜け殻が生薬と使われている唯一の処方エキス剤です。ツムラ・クラシエ・コタローの番号22番です...
エキス剤

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

処方する患者さんのイメージ 太り気味で汗をよくかき、疲れやすく、色白な人の、水分循環を改善して、むくみや関節の痛みを取る。過度の汗を止める。 水太りを改善する。ようするに、体が水ぶくれした人の浮腫んでいることによる諸症状に使います。肥満の薬...
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