通導散

エキス剤

通導散(つうどうさん)

処方する患者さんのイメージ 元気な人で便秘がちな人の月経不順、月経痛、更年期障害元気で便秘がちな人の高血圧や高血圧に伴う頭痛、めまい、のぼせ、肩こり ツムラ・クラシエ・コタローの105番です。 入っている生薬とその狙い 枳実(きじつ):胃腸...
生薬

蘇木(そぼく)

何者か マメ科Caesalpinia sappan Linnéの心材 蘇芳(すおう)とも呼ばれます。赤色の染料として用いられていました。 使われ方 駆瘀血剤として用いる。 使われているのは通導散のみです。大黄とあわせて炎症をおさめ便通をはか...
生薬

紅花(こうか)

何者か キク科ベニバナ Carthamus tinctorius Linnéの管状花 使われ方 駆瘀血。瘀血をのぞく 成分 カータミンサフロールイエロー脂肪油リグナンフラボノイドステロール類 この生薬が使われているエキス剤 治頭瘡一方  通...
生薬

陳皮(ちんぴ)

何者か ミカン科ウンシュウミカンCitrus unshiu MarcowiczまたはC. reticulata Blancoの成熟した果皮。 平たくいうと、みかんの皮です。 使われ方 胃腸を調える。腹部の張りと膨満感を直す。食欲増進。肺の湿...
生薬

芒硝(ぼうしょう)

何者か 硫酸ナトリウムの十水和物 下剤と炎症を抑える生薬として使われます。現在の日本ではNa2SO4と規定されていますが唐代以前ではMgSO4であったと考えられているそうです。どちらも流通しているようです。 使われ方 発熱を伴う便秘に使う。...
生薬

木通(もくつう)

何者か アケビ科アケビAkebia quinata DecaisneまたはA. trifoliata Koidzumiのつる性の茎 アケビの実ではなく蔓ですね。学名もAkebiなんですね。 使われ方 炎症を抑える。 利尿して水分のバランスを...
生薬

厚朴(こうぼく)

何者か モクレン科ホオノキMagnolia obovata Thunberg、M. officinalis Rehder et Wilson、M. officinalis Rehder et Wilson var. biloba Rehde...
生薬

枳実(きじつ)

何者か ミカン科ダイダイCitrus aurtium Linné var. daidai Makino, C aurantium Linné またはナツミカンC. natsudaidai Hayataの熟れていない実そのまま、または半分に切...
生薬

当帰(とうき)

何者か セリ科の植物、トウキAngelica acutiloba KitagawaまたはホッカイトウキA.acutiloba Kitasawa var. sugiyamae Hikinoの根を湯通ししたもの 使われ方 血を作り(漢方的な意味...
生薬

大黄(だいおう)

何者か タデ科Rheum palmatum Linné、R. tanguicum Mazimowicz、R. officinale Baillon、R. coreanum Nakaiの根茎 代表的な下剤ですね。センノシドは西洋の下剤にも使わ...
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