滋陰降火湯

エキス剤

滋陰降火湯(じいんこうかとう)

処方する患者さんのイメージ 弱々しい人で乾いた咳、特に夜間に咳が出る人 滋陰とは足りない陰を補うという意味で、陰とは体の潤い、水分と考えればいいと思います。つまり、体や臓器の潤いが足りないことによる症状を治すための処方です。弱々しい人の咳や...
生薬

天門冬(てんもうどう)

何者か ユリ科クサスギカズラAsparagus cochinchinensis Merrillのコルク化した外層の大部分を除いた根を湯通しまたは蒸した物。 使われているのは、滋陰降火湯、清肺湯、甘露飲のみです。 使われ方 体の水分を補う。肺...
生薬

陳皮(ちんぴ)

何者か ミカン科ウンシュウミカンCitrus unshiu MarcowiczまたはC. reticulata Blancoの成熟した果皮。 平たくいうと、みかんの皮です。 使われ方 胃腸を調える。腹部の張りと膨満感を直す。食欲増進。肺の湿...
生薬

麦門冬(ばくもんどう)

何者か ユリ科ジャノヒゲOphiopogon japonicus Ker-Gawlの根の膨大部 鮮やかな青い実のなる植物です。血や水分を補い体を潤す生薬です。咳止めで有名な麦門冬湯に主役で使われている生薬です。なぜか冬はトウと読まずにドウと...
生薬

知母(ちも)

何者か ユリ科ハナスゲAnemarrhena asphodeloides Bungeの根茎。 使われ方 胸部、腹部の炎症を抑えて解熱する。 体の水分を補い寝汗や口渇を治す。 成分 チモサポニンA-I~IV, B-I,II マンギフェリン イ...
生薬

白朮(びゃくじゅつ)

何者か キク科オケラAtractylodes japonica Koidzumi ex Kitamuraの根茎、またはオオバナオケラA. macrocephala Koidzumiの根茎 使われ方 胃腸の働きを改善して食欲不振、腹部膨満、下...
生薬

黄柏(おうばく)

何者か ミカン科キハダPhellodendron amurense RprechtまたはP. chinense Schneiderの周皮を除いた樹皮。樹皮を剥ぐと黄色なのでキハダと呼ばれます。この黄色が有効成分のベルベリンの色だそうです。 ...
生薬

地黄(じおう)

何者か ゴマノハグサ科アカヤジオウRehmannia glutinosa Liboshitz var. purpurea Makino、またはR. glutinosa Liboschitzの根。 使われ方 体の水と血を補う。熱を下げる。乾い...
生薬

当帰(とうき)

何者か セリ科の植物、トウキAngelica acutiloba KitagawaまたはホッカイトウキA.acutiloba Kitasawa var. sugiyamae Hikinoの根を湯通ししたもの 使われ方 血を作り(漢方的な意味...
生薬

芍薬(しゃくやく)

何者か ボタン科しゃくやくPaenia laxtiflora Pallasの根です。 使われ方 四肢と腹部の緊張をとる→筋肉痛・けいれん・腹痛を治す婦人科系の働きを調えて月経不順・帯下・月経痛を治す。(駆瘀血・通経)汗が出過ぎるのを止める。...
スポンサーリンク