帰脾湯

エキス剤

帰脾湯(きひとう)

処方する患者さんのイメージ 全体に元気がなく、不安やおどおどなどの精神症状のある人胃腸の弱い人 気虚・血虚+精神不安が基本的なイメージです。全身倦怠、貧血、冷え、動悸、不眠、健忘、不安、パニック発作などに使います。気虚と血虚だけであれば十全...
生薬

木香(もっこう)

何者か キク科Saussurea lappa Clarkeの根。 使われ方 胃腸を温める。食欲を増進する。腹部膨満を治す。おなかが冷えることによる下痢を治す。 木香+陳皮で胃腸の動きをよくする、木香+人参でも胃の動きをよくし機能をよくするな...
生薬

遠志(おんじ)

何者か ヒメハギ科イトヒメハギ Polygala tenuifolia Willdenowの根または根皮 使われ方 精神安定。頭をすっきりさせる。去痰する。 使われている処方は帰脾湯と加味帰脾湯、人参養栄湯です。 成分 オンジサポニンA~G...
生薬

酸棗仁(さんそうにん)

何者か クロウメモドキ科サネブトナツメ Zizyphus jujuba Miller var. spinosa Hu ex H. F. Chouの種子 使われ方 精神安定作用。動悸、不安、不眠を治す強壮止汗作用。 使われている処方は帰脾湯と...
生薬

竜眼肉(りゅうがんにく)

何者か ムクロジ科リュウガンEuphoria longana Lamarckの仮種皮。果物の竜眼のまさに白くて甘い食べる部分です。 使われ方 精神安定、気血を補う。 使われている処方は帰脾湯と加味帰脾湯のみです。遠志や酸棗仁と合わせて精神安...
生薬

黄耆(おうぎ)

何者か マメ科キバナオウギAstragalus membranaceus BungeまたはA.mongholicus Bungeの根 使われ方 弱々しい人の過度の汗を利尿によって止める。弱々しい人の胃腸を強め、気を巡らせて貧血、顔が蒼い、め...
生薬

白朮(びゃくじゅつ)

何者か キク科オケラAtractylodes japonica Koidzumi ex Kitamuraの根茎、またはオオバナオケラA. macrocephala Koidzumiの根茎 使われ方 胃腸の働きを改善して食欲不振、腹部膨満、下...
生薬

人参(にんじん)

者か ウコギ科オタネニンジンPanax ginseng C. A. Meyerの細根を除いた根。 別名朝鮮人参です。野菜のニンジンはセリ科の植物で全くちがう種です。 使われ方 気を補うのに高い効果があり、胃腸系、呼吸器系を活性化する。下痢を...
生薬

茯苓(ぶくりょう)

何者か サルノコシカケ科マツホドWolfporia cocos Ryvarden et Gilbertsonの菌核。 松の根に寄生する菌類。きのこです。 使われ方 利水。胃腸の機能を高めて水腫や浮腫を治す。胃にぽちゃぽちゃ水がたまる状態(胃...
生薬

当帰(とうき)

何者か セリ科の植物、トウキAngelica acutiloba KitagawaまたはホッカイトウキA.acutiloba Kitasawa var. sugiyamae Hikinoの根を湯通ししたもの 使われ方 血を作り(漢方的な意味...
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