漢方

生薬

前胡(ぜんこ)

何者か セリ科Peucedanum praeruptorum DunnまたはAngelica decursiva Franchet et Savatierの根。 使われ方 熱を鎮めて頭痛を治す。肺の炎症を鎮めて咳を止める。去痰する。 使われ...
エキス剤

帰脾湯(きひとう)

処方する患者さんのイメージ 全体に元気がなく、不安やおどおどなどの精神症状のある人胃腸の弱い人 気虚・血虚+精神不安が基本的なイメージです。全身倦怠、貧血、冷え、動悸、不眠、健忘、不安、パニック発作などに使います。気虚と血虚だけであれば十全...
生薬

木香(もっこう)

何者か キク科Saussurea lappa Clarkeの根。 使われ方 胃腸を温める。食欲を増進する。腹部膨満を治す。おなかが冷えることによる下痢を治す。 木香+陳皮で胃腸の動きをよくする、木香+人参でも胃の動きをよくし機能をよくするな...
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エキス剤

炙甘草湯(しゃかんぞうとう)

処方する患者さんのイメージ 弱々しい人の動悸息切れ 似たようなイメージの患者さんに使う処方に桂枝加竜骨牡蠣湯や、柴胡桂枝乾姜湯があります。生薬の構成からはどちらも炙甘草湯よりは精神、神経症的な要素が強い人に使う感じです。炙甘草湯は、体を潤す...
エキス剤

治頭瘡一方(ぢずそういっぽう)

処方する患者さんのイメージ 子供の顔面や頭部の分泌物のある皮膚炎 ピンポイントな適応をもつ薬です。わかりやすいですね。 ツムラ・クラシエ・コタローの59番。 入っている生薬とその狙い 連翹(れんぎょう):炎症のあるできものの排膿を促す。 防...
生薬

忍冬(にんどう)

何者か スイカズラ科スイカズラ Lonicera japonica Thunbergの葉と茎 使われ方 炎症をとる、解熱する。筋肉の緊張をとる。 使われている処方は多くありません。エキス剤では治頭瘡一方のみです。 成分 タンニンロニセリン ...
生薬

紅花(こうか)

何者か キク科ベニバナ Carthamus tinctorius Linnéの管状花 使われ方 駆瘀血。瘀血をのぞく 成分 カータミンサフロールイエロー脂肪油リグナンフラボノイドステロール類 この生薬が使われているエキス剤 治頭瘡一方  通...
生薬

遠志(おんじ)

何者か ヒメハギ科イトヒメハギ Polygala tenuifolia Willdenowの根または根皮 使われ方 精神安定。頭をすっきりさせる。去痰する。 使われている処方は帰脾湯と加味帰脾湯、人参養栄湯です。 成分 オンジサポニンA~G...
生薬

酸棗仁(さんそうにん)

何者か クロウメモドキ科サネブトナツメ Zizyphus jujuba Miller var. spinosa Hu ex H. F. Chouの種子 使われ方 精神安定作用。動悸、不安、不眠を治す強壮止汗作用。 使われている処方は帰脾湯と...
生薬

竜眼肉(りゅうがんにく)

何者か ムクロジ科リュウガンEuphoria longana Lamarckの仮種皮。果物の竜眼のまさに白くて甘い食べる部分です。 使われ方 精神安定、気血を補う。 使われている処方は帰脾湯と加味帰脾湯のみです。遠志や酸棗仁と合わせて精神安...
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