治頭瘡一方

エキス剤

治頭瘡一方(ぢずそういっぽう)

処方する患者さんのイメージ 子供の顔面や頭部の分泌物のある皮膚炎 ピンポイントな適応をもつ薬です。わかりやすいですね。 ツムラ・クラシエ・コタローの59番。 入っている生薬とその狙い 連翹(れんぎょう):炎症のあるできものの排膿を促す。 防...
生薬

忍冬(にんどう)

何者か スイカズラ科スイカズラ Lonicera japonica Thunbergの葉と茎 使われ方 炎症をとる、解熱する。筋肉の緊張をとる。 使われている処方は多くありません。エキス剤では治頭瘡一方のみです。 成分 タンニンロニセリン ...
生薬

紅花(こうか)

何者か キク科ベニバナ Carthamus tinctorius Linnéの管状花 使われ方 駆瘀血。瘀血をのぞく 成分 カータミンサフロールイエロー脂肪油リグナンフラボノイドステロール類 この生薬が使われているエキス剤 治頭瘡一方  通...
生薬

連翹(れんぎょう)

何者か モクセイ科レンギョウForsythia suspensa Vahlの果実。 使われ方 上半身の炎症、熱を抑える。炎症のあるできものの排膿を促す。 成分 トリテルペノイド(+)-ピノレシノール(-)-マタイレシノールアルクチインフォル...
生薬

蒼朮(そうじゅつ)

何者か キク科ホソバオケラAtractylodes lanceaDe Candolleの根茎、A. chinesis Koidzumiの根茎 使われ方 胃腸の働きを改善して食欲不振、腹部膨満、下痢を治す。利水により、感冒や体表のむくみによる...
生薬

防風(ぼうふう)

何者か セリ科Saposhnikovia divaricata Shischkinの根と根茎。 使われ方 汗をかかせて頭痛、めまい、関節痛を治す。(発汗解表薬) 専門的には発汗により風寒湿の3つの原因によって起こる具合の悪さを取り除きます。...
生薬

荊芥(けいがい)

何者か シソ科ケイガイSchizonepeta tenuifolia Briquetの花穂(かすい)。汗をかかせて熱をちらせる発汗解表薬に分類されます。皮膚病に効果があるのも特徴です。 使われ方 かぜの頭痛・発熱を治す。鼻炎に使う。(発汗解...
生薬

大黄(だいおう)

何者か タデ科Rheum palmatum Linné、R. tanguicum Mazimowicz、R. officinale Baillon、R. coreanum Nakaiの根茎 代表的な下剤ですね。センノシドは西洋の下剤にも使わ...
生薬

川芎(せんきゅう)

何者か セリ科の植物、センキュウCnidium officinale Makinoの根茎 使われ方 血流を改善(漢方的な意味で)し、気を巡らせて月経不順、月経痛、腹痛、冷え性などを治す。血行を促進(こちらも漢方的な意味で)して、気を巡らせて...
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