漢方

生薬

茯苓(ぶくりょう)

何者か サルノコシカケ科マツホドWolfporia cocos Ryvarden et Gilbertsonの菌核。 松の根に寄生する菌類。きのこです。 使われ方 利水。胃腸の機能を高めて水腫や浮腫を治す。胃にぽちゃぽちゃ水がたまる状態(胃...
生薬

桔梗(ききょう)

何者か キキョウ科キキョウPlatycodon garandiflorum A. de Candolleの根。 あのおなじみの花の桔梗の根です。 使われ方 粘性の痰を伴う咳を治す排膿を促す。ものもらい、蓄膿症、肺膿瘍、その他化膿性疾患に用い...
生薬

防風(ぼうふう)

何者か セリ科Saposhnikovia divaricata Shischkinの根と根茎。 使われ方 汗をかかせて頭痛、めまい、関節痛を治す。(発汗解表薬) 専門的には発汗により風寒湿の3つの原因によって起こる具合の悪さを取り除きます。...
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生薬

荊芥(けいがい)

何者か シソ科ケイガイSchizonepeta tenuifolia Briquetの花穂(かすい)。汗をかかせて熱をちらせる発汗解表薬に分類されます。皮膚病に効果があるのも特徴です。 使われ方 かぜの頭痛・発熱を治す。鼻炎に使う。(発汗解...
生薬

樸樕(ぼくそく)

何者か ブナ科クヌギQuercus acutissima Carruthers、コナラ、ミズナラ、アベマキの樹皮 くぬぎの樹皮です。エキス剤の範疇では桜皮と互いに代用可能です。 使われ方 桔梗とあわせて排膿を促進する。(桜皮の代用です) 血...
生薬

桜皮(おうひ)

何者か バラ科ヤマザクラPrunus jamasahukura Siebold ex Koizumiまたはカスミザクラの樹皮 日本でのみ使われている生薬です。エキス剤の範疇では樸樕と互いに代用可能です。 使われ方 排膿を促進する。解毒する。...
エキス剤

十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)

処方する患者さんのイメージ 化膿する皮膚疾患 処方エキス剤ではツムラ・クラシエ・コタローの番号6番です。 入っている生薬とその狙い 荊芥(けいがい):発汗して体表の疾患を外に追い出す。 防風(ぼうふう):発汗して体表の疾患を外に追い出す。 ...
生薬

良姜(りょきょう)

何者か ショウガ科Alpinia officinarum Hanceの根茎 胃腸系を温めます。 使われ方 胃腸系をあたためて機能を回復する。 成分 1,8-シネオール ケイヒ酸メチルエステル オイゲノール ピネン ガランギン ケンフェリド ...
生薬

縮砂(しゅくしゃ)

何者か ショウガ科Amomum xanthioides Wallichの種子塊 去湿健胃薬に属します。食欲不振、胃腸の膨満、嘔吐、しぶり腹、軟性下痢など、胃腸が”湿る”ことによる症状を改善します。 使われ方 胃腸の活動を促進する。腹部膨満感...
生薬

茴香(ういきょう)

何者か セリ科ウイキョウFoeniculum vuldare Millerの果実 別名フェンネル、小茴香。 似た名前の大茴香はセリ科ではなくシキミ科で別名スターアニス、中華料理の香辛料の八角です。 使われ方 胃腸をあたため痛みを取る。消化機...
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